築32年の中古住宅を購入。助成制度を利用した「耐震リフォーム」をしました。
昭和56年以前の木造住宅は、耐震診断と耐震改修に 対して市町村の助成を受けることができます。
「耐震診断」の結果、「倒壊する可能性が高い」との判定。 屋根を軽くし、耐力壁や耐震金物による補強をして 現在の耐震基準を満たす改修を行いました。
建物概要
構造 | 木造2階建 |
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築年数 | 32年 |
工事工期 | 約2カ月 |
工事内容 | 屋根の葺き替え 外壁補修・塗装 耐力壁増設 |
リフォームの経緯
高齢のご両親宅の近くに中古住宅を探されていました。
価格等条件にあう中古住宅が見つかりましたが、築32年のため、耐震強度に不安をお持ちでした。
耐震診断を行い、市の助成制度を利用して費用負担を軽減する耐震リフォームを提案しました。
改修前の土葺き瓦です。
瓦と土をあわせるとかなりの重さになります。
屋根が重いと地震時には建物の上部に大きな力がかかるため倒壊等も危険性が高まってしまいます。
瓦を撤去後、下地の野地板・ルーフィングを新設しカラ―ベストを葺き直しました。
従来よりもかなり軽い屋根になり、耐震性も大きくアップし、屋根のメンテナンス対策も安心です。
既存外壁には多くのクラックが見られました。
全てを補修した上で再塗装を行い、耐震性のアップと雨水の侵入防止を兼ねています。
ユニットバスの設置箇所など、壁を解体したところには、柱や筋交いまわりをできるかぎり金物で補強しました。
取付方法やビスの本数など、施工基準を正確に守ることが大切になります。
今回のリフォームのメリット
市の耐震助成制度を利用することにより、ご負担を軽減することができます。
住宅履歴を登録することにより、将来の売買時に有効に活用することができます。
屋根の葺き替えと外壁補修により、 メンテナンス対策も安心です。
工事内容・助成金など
工事内容 | 屋根の葺替え 外壁補修・塗装 耐力壁増設 ユニットバス |
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耐震診断助成 | -4万5千円 |
耐震補強工事助成 | -50万円 |
住宅履歴登録費 | 2万円 |
所得税の控除 | (最大20万円) |