は行
白亜紀 はくあき |
地球の地質時代のひとつ。およそ1億4000万年前から6500万年前を指します。 |
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氾濫(原) はんらん(げん) |
沖積平野のうち、扇状地と三角州との中間に存在する漸移地形をいいます。 |
バリア方式 ばりあほうしき |
シロアリが忌避(寄りつかない)するよう床下や柱、基礎などに化学薬剤を散布する方式のことです。 |
柱ほぞ抜け防止工事 はしらほぞぬけぼうしこうじ |
柱と柱、柱と土台などを接合する際に一方の柱や土台の先端に突起(ほぞ)を設け、一方の木材に穴(ほぞ穴)を開けて継ぐことが多くあります。その際、地震などの揺れで柱が抜けないように接合金物を取り付けることを「ほぞ抜け防止工事」といいます。 |
張り間方向 はりまほうこう |
住宅などの建築物で小屋梁に平行な方向を「張り間方向」あるいは「梁行」といいます。例えば切妻屋根の住宅の場合、妻側(建物の両サイド)を張り間(梁行)といいます。 |
柱の浮き上がり はしらのうきあがり |
地震力や風圧力を受けて住宅などの建築地物が浮き上がった際(ロッキング現象ともいいます)に、柱に加わる浮き上がり力や引き抜き力のことをいいます。 |
パルプセメント板打ち付け軸組 ぱるぷせめんとばんうちつけじくぐみ |
木造住宅において、柱(垂直材)と横架材の間に厚さ8mm以上のパルプセメント板(紙繊維とセメントを混合して圧熱成型した板材のこと)を張って耐力壁としたものです |
パーゴラ ぱーごら |
つる性の植物をからますよう造られた棚。もともとイタリアのブドウ棚から出た語です。 |
パース ぱーす |
空間を立体的に表現する透視図。一般的にはイメージを伝えるラフスケッチなどもパースと呼んでいます。 |
パーティクルボード ぱーてぃくるぼーど |
木材の残材・廃材など細かく切削した木片に合成樹脂接着剤を加え成形した板。内部の床・壁の下地や構造用合板、家具材として広く使用されます。 |
ハートビル法 はーとびるほう |
病院・劇場・百貨店・ホテルなどの建築において、高齢者・身体障害者等が出入り口・廊下・階段・便所等を円滑に利用できるための措置を指導する法律です。 |
ハーフユニット はーふゆにっと |
浴槽から下半分だけのユニットバス。浴槽、床、腰の高さまでの壁が一体になっているもの。床への防水性を考慮したもので、浴槽より上の壁及び天井の仕上げは自由にできます。 |
バリアフリー工事 ばりあふりーこうじ |
高齢者や障害者にとって障壁のない状態にするために行う手すりの設置や段差の解消などの工事を行うことをいいます。 |
配筋 はいきん |
鉄筋コンクリートにおいて、鉄筋を配置することを呼びます。コンクリート打設前に必ず配筋検査を行うことが重要です。 |
ハイサイドライト はいさいどらいと |
天井に近い高さにある窓。採光・換気に非常に有効ですが、開閉方法を考慮する必要があります。=「高窓」 |
ハイタンク はいたんく |
天井近くの高い位置に取付けられた洗浄用水を一時的に溜めておくタンク。騒音が大きく、故障時の修理がしにくい。公衆トイレ等に使われます。 |
配置図 はいちず |
建物と敷地の位置関係、道路・隣地と敷地との関係、敷地の高低差、方位などを表現した図面。外構・造園計画図を兼ねる場合が多くあります。 |
パイプサポート ぱいぷさぽーと |
床・梁の支保工に用いられる鉄パイプ製の支柱のこと。ネジやピンで高さの調整が可能です。また、反覆して使用することも可能です。 |
パイプファン ぱいぷふぁん |
外壁に丸い穴を開けて取付ける小型プロペラファンによる換気装置。排気型と給排気型とがあるが、一般に排気型が用いられます。 |
ハウスメーカー はうすめーかー |
住宅を商品として開発し、規格化することにより、安く安定した品質で提供する会社。リフォーム専門の部門や別会社を設けているところも多く見られます。 |
はかま腰屋根 はかまこしやね |
屋根形式の一つ。切妻屋根の妻側に屋根上部から途中まで寄棟屋根のように屋根を架けたものをいいます。=「隅切」=「半切妻」 |
掃き出し窓 はきだしまど |
床面に接した窓。出入りが自由なため庭やテラスに面した場所に取付けます。本来は掃除の際にほこりを掃き出すための窓です。=「テラス窓」 |
白熱灯 はくねつとう |
フィラメントが高温で熱せられて光るタイプの安価で使いやすい一般的な電球。蛍光灯に比べ、ランプ自体の寿命が短いが、暖かみのある光が得られます。 |
刷毛引き はけひき |
左官仕上げの一つで、刷毛目を付けて塗り面を仕上げる手法のこと。吹付け仕上げの下地に多く用いられます。 |
箱階段 はこかいだん |
箱を積み重ねた形式の階段。段板(踏み板)の下は側面から物入れなどに利用できます。階段状の家具を利用することもあります。 |
箱目地 はこめじ |
板等の接合法の一つ。相じゃくりの片方を大きく削り取って、目地が大きく見える用に張りあわせることをいいます。=「ドイツ下見」 |
柱 はしら |
屋根や床の荷重を支え、土台などへ伝えるための垂直の部材。梁とともに構造上最も重要な部材です。 |
バスカベ ばすかべ |
硬質塩ビ性、アルミ製などの小幅で長い板状の材料。断熱用の硬質発泡ウレタンなどと一体になっているものが多い。汚れ・カビがつきにくいです。 |
バスパネル ばすぱねる |
ユニットバスの壁など、塩ビ製・樹脂製・硬質プラスチック製のパネル状の材料。施工性・防水性が良く、汚れにくいです。 |
バスリブ ばすりぶ |
硬質塩ビ性、アルミ製などの小幅で長い板状の材料。断熱用の硬質発泡ウレタンなどと一体になっているものが多い。汚れ・カビがつきにくいです。 |
はたざお敷地 はたざおしきち |
旗竿の形をした敷地。道路に対して奥の部分を旗、通路状の部分を竿(さお)とみなした形状であることからこう呼ばれます。 |
バタフライ屋根 ばたふらいやね |
屋根形式の一つ。切妻屋根の形を逆にしV字形にしたもの。切妻屋根の棟が逆になり、谷になった形をしています。 |
はっかけ はっかけ |
柱や窓枠などの部材の厚さを見せないようにする仕上げ方。正面から見ると柱や枠が線のように細く見えるように表面を削り取って、漆喰などを塗ります。 |
パティオ ぱてぃお |
建物に囲まれた外部スペースの総称。もともとはスペインの住宅の中庭のこと。通常、その床は多彩なタイル張りで、噴水や樹木が備えられます。 |
鼻隠し はなかくし |
垂木の鼻の木口を隠すために取付ける板。材質は木・金属成形版・プラスチックなどがあります。 |
巾木・幅木 はばき |
壁と床の接する部分に取付ける6~10cm程度の幅の板材。この部分は汚れやすく、破損しやすい場所なので壁面の保護をする目的で設けます。 |
破風板 はふういた |
垂木・母屋・桁の鼻(部材の先端部)を隠すために取付ける板。破風板によって屋根の妻側(棟の両端部)の形が決まります。 |
羽目板 はねいた |
外壁・内壁に用いる平坦に張った板。板の張り方で竪(縦)に並べて張るものを「竪羽目」・横に並べて張るものを「横羽目」と呼びます。 |
はめ殺し窓 はめころしまど |
採光・眺望を目的としてガラスを窓枠にはめ込んだ開閉できない窓。デザインや大きさは自由で飾り窓的な要素もあります。=「FIX窓」 |
腹筋 はらきん |
梁の主筋を補助する鉄筋。太さは主筋に比べ細くなります。 |
パラペット ぱらぺっと |
屋上の防水のために設けた立ち上がり部分を呼びます。 |
バランス釜 ばらんすがま |
外部から給気し外部に排気する吸排気のバランスがとれているタイプの給湯器。浴室内の浴槽の脇に設け、給排気は給排気筒を通して行います。 |
梁 はり |
小屋組や床組を支える水平な部材。柱と柱を繋ぐ梁を大梁、主に大梁と大梁を繋ぐ梁を小梁と呼びます。 |
バリアフリー ばりあふりー |
特に高齢者や障害者にとって障壁のない状態のこと。手すりの配置や段差の解消などがあげられます。公庫融資の割増融資が利用できます。 |
梁せい はりせい |
梁の下面から上面までの高さのこと。幅のことは梁幅と呼びます。樹種・梁間(スパン)などによって、必要な梁の寸法が決まります。 |
梁間 はりま |
梁を支える両側の柱の中心間の距離のこと。この距離に応じて梁の寸法や材質が決まります。=「スパン」 |
梁床 はりゆか |
床組の一種。床梁(床を支えている梁)を土台や梁に架け渡し、その上に根太を設けて床板を貼って造る床。建物の2階以上の床に多く用いられます。 |
バルコニー ばるこにー |
2階以上の階で建物の外壁から突出していて、室内生活の延長として使用できる屋外の床。手すりや腰程度の高さの壁で囲まれています。 |
半間接照明 はんかんせつしょうめい |
大部分は天井・壁に反射される光によって照らされ一部の光が直接、被照面(照らす面)を照らす照明方式。明るさよりも演出性を重視する場所に用いられます。 |
板金工事費 ばんきんこうじひ |
板金工事にかかる工事費で屋根工事費に含まれることも多いです。主に金属板の屋根や雨樋の施工、開口部につける水切りなどです。 |
版築 はんちく |
土を一層ごとに突き固めながら積み重ねた壁。間に瓦を挟む場合もあり、寺院の塀などに多く用いられます。 |
半直接照明 はんちょくせつしょうめい |
一部の光が上にも抜けて天井を照らす照明方式。ガラス製シェイド(かさ)の照明器具などがあり、影をやわらげる効果があります。 |
ひ行
標準貫入試験 ひょうじゅんかんにゅうしけん |
重量635kN(63.5kg)±5kN(0.5㎏f)のハンマーを76㎝±1㎝自由落下させて標準貫入試験用サンプラ―を30㎝打ち込み、N値を求める試験をいいます。 |
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火打ち材 ひうちざい |
水平に直交する部材間の隅を補強するために、斜めに入れる部材(補強材)のことです。 |
微震 びしん |
静止している人や特に地震に敏感な人だけが感じる程度の地震を「微震」といいます。この時の震度は「1」、ガルは「0.8~2.5」を指しています。 |
100年コンクリート ひゃくねんこんくりーと |
大規模な修繕工事をしなくても約100年は持つと予想される高強度コンクリートのことをいいます。 |
引っ張り筋交い ひっぱりすじかい |
住宅などの構造部にかかってくる「引っ張り力」を受け止め、引っ張り力による柱・梁などの変形をくい止めるのが「引っ張り筋交い」です。 |
BOD値 びーおーでぃーち |
バクテリアによって汚物を分解するのに必要な酸素量。汚れが大きければそれだけ酸素要求量が多くなるので、下水の汚れの度合いがわかります。 |
PCコンクリート住宅 ぴーしーこんくりーとじゅうたく |
PCコンクリート(工場で生産したコンクリート構造部材)を現場で接合する工法。施工の単純化・工期の短縮・コスト低減などのメリットがあります。 |
Pタイル ぴーたいる |
塩化ビニール樹脂製で30cm角のタイル状の床材。傷に強く手入れが楽で安価。Pタイルは商品名ですが、プラスチックタイルの総称として呼ばれています。 |
火打 ひうち |
土台や梁の変形を防ぐ為に、直角に交わる角の部分(隅角部)、T字に接合する部分に斜めに取付ける補強材。通常は角材を用いますが板類を用いることもあります。 |
引込工事 ひきこみこうじ |
上下水道・ガスを道路に埋設されている本管と呼ばれる元の管から分岐させて敷地内に引き込む工事のことです。また電気を電柱から敷地内に引き込む工事です。 |
引き込み戸 ひきこみど |
戸をスライドさせて壁の中に引き込むタイプの戸。戸を開いた時には戸が見えなくなります。 |
引き違い戸 ひきちがいど |
左右2枚の戸をスライドして開閉する戸。押入れの戸などに見られ左右どちら側からでも出入りできます。3枚や4枚の戸で構成する場合もあります。 |
引き違い窓 ひきちがいまど |
左右2枚のガラス戸をスライドして開閉する窓。どちら側を開くことも出来、換気・採光に有効です。 |
引手 ひきて |
引き戸などを開閉するときに手をかけるところ。木製のもの、金物のもの、掘り込んであるもの、出っ張っているものなどがあります。 |
引き戸 ひきど |
左右にスライドすることで開閉する戸。開き戸に比べて、開閉するためのスペースは少なくてすむが、引き込むための場所が必要です。 |
引き分け戸 ひきわけど |
戸をスライドさせて左右両方の壁に引き分けるタイプの戸。両方の戸を開くことができるので、大きく目一杯の開口がとれます。 |
非常通報器 ひじょうつうほうき |
急病や強盗の侵入など、非常事態を外部(家族やセキュリティー会社など)に通報する設備。赤外線センサー・熱感知器・緊急用押しボタンなどが組み込まれています。 |
ひずみ ひずみ |
鋼材が製鉄所から鉄骨製作工場に搬入される途中、荷おろしなどにより変形すること。この鋼材の変形を取り除くことをひずみ取りと呼びます。 |
引っ掛けシーリング ひっかけしーりんぐ |
照明器具を取付けるための部材。シーリングライト・ペンダントライトなどをこの部材に引っ掛けるように固定します。照明器具の交換が非常に容易です。 |
引っ越し費用 ひっこしひよう |
仮住まいへの引越や、新居への引越に関する費用。既存のエアコン等がある場合、引越業者・施工会社のいずれかに移設を依頼することになります。 |
ビニールクロス びにーるくろす |
ポリ塩化ビニールを主原料とした壁紙。施工性が非常によく、安価。しかし近年、ビニールクロスの主原料であるポリ塩化ビニールの安全性が問題となっています。 |
桧・檜・ヒノキ ひのき |
国産の針葉樹。乾燥性が極めてよく、狂いにくい木材。耐久性、耐水性に優れ、木肌は独特の光沢と香りがあります。柱・土台・縁甲板など幅広く使用されます。 |
桧葉 ひば |
国産の針葉樹。殺菌成分が強いため虫害に強い木材。特有の強い香りがあり、耐水性・耐久性に富みます。土台・造作材・建具など幅広く使用されます。 |
表示錠 ひょうじじょう |
使用中などを示す表示装置を備えている錠。トイレなどで使用します |
標準貫入試験 ひょうじゅんかんにゅうしけん |
地盤調査の方法。土質のしまり具合を調べるため、サンプラー(棒の先に土の採集道具をつけたもの)をハンマーで30cm貫入するのに必要な打撃回数を求める試験です。 |
ビルトイン機器 びるといんきき |
キッチン内部にあらかじめ組み込む機器。オーブンレンジ・食器洗い乾燥機・浄水器などがあります。 |
ビルトイン浄水器 びるといんじょうすいき |
浄水器本体をシンクの下に設置した浄水器。ワークトップに穴を開けて、浄水器用の水栓を設置したりするのが一般的です。 |
ピロティ ぴろてぃ |
建物の1階部分につくられた壁で囲まれていない空間。駐車場などに利用することが多いです。建物を支持する独立柱が並んでいるピロティが良く見られます。 |
びわ床 びわどこ |
床の間の形式の一つ。床框より一段上がった段板のある床の間。ここにびわ(琵琶)を置くのでこの名がつきました。=「だるま床」=「鎧(よろい)床」 |
ふ行
フーチング ふーちんぐ |
建物の基礎にかかる荷重を分散するために基部を幅広くしたものです。 |
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フーチング基礎 ふーちんぐきそ |
フーチングにより上部構造からの荷重を地盤に伝える直接基礎。独立基礎、複合基礎、連続基礎があります。 |
腐食土 ふしょくど |
植物遺体の分解によって生じる黒色、褐色の有機物質に富む土。最も不同沈下を起こしやすいといわれています。 |
不同沈下 ふどうちんか |
同一の基礎や構造物において発生する相対差のある沈下をいいます。地耐力の不足・地盤の不均一性・編荷重・基礎型式の違いなどによって生じます。不動沈下量がある程度以上大きくなると、基礎・壁・梁などにクラックの発生、ドアや建具の開閉不良、建物の傾斜など、色々な障害がでてきます。 |
不整形な建物 ふせいけいなたてもの |
1階のプランを見て、入り隅が4カ所以上ある建物を「平面的に不整形な建物」と呼びます。建物プランに凸凹が多いほど、その耐震性の評価は下がります。 |
風圧 ふうあつ |
風の圧力が住宅などの建築物に及ぼす圧力のことをいいます。水平荷重の1つです。 |
風力係数 ふうりょくけいすう |
住宅などの建築物に作用する風圧力を計算する時に用いられる係数で、「速度圧×風力係数」で風圧力が求められます。 |
2ツ割筋交い ふたつわりすじかい |
木造軸組工法の住宅において、柱(垂直材)と横架材の間に組み入れる筋交いの太さが幅9cm×奥行き4.5cmのものを「2ツ割筋交い」(9cm角の木材を2等分して奥行き4.5cmにすることから2ツ割といいます)と呼んでいます。 |
吹き上げ荷重 ふきあげかじゅう |
木造住宅などが台風や強風を受けた際に、下から吹き上げる風が軒や垂木に作用して屋根を吹き飛ばそうとすることが多くあります。この時の吹き上げる風圧力を「吹き上げ荷重」といいます。 |
ファンコイルユニット ふぁんこいるゆにっと |
温度調節された空気を放出する小型の冷暖房機。ファン(送風機)・熱交換器・フィルターが一体となったもの。換気や湿度調節はできません。 |
ファンヒーター ふぁんひーたー |
石油やガスのストーブにファン(送風機)を組み込んだ暖房器具。暖房の立ち上がりは早いですが換気が必要。=「温風暖房機」 |
VOC ぶいおーしー |
空気中に揮発している有機化合物のこと。染色体異常、強い発ガン性、アレルギーの危険性が指摘されています。 |
分一 ぶいち |
何分の一という縮尺のこと。図面に寸法が記入されていない場合に、物差しで長さ等を求めることを「分一ではかる」という。 |
FIX窓 ふぃっくすまど |
採光・眺望を目的としてガラスを窓枠にはめ込んだ開閉できない窓。デザインや大きさは自由で飾り窓的な要素もあります。=「はめ殺し窓」 |
VP(塩化ビニールペイント) ぶいぴー(えんかびにーるぺいんと) |
ビニール樹脂を用いた塗料。耐久性があって、アルカリに強く燃えにくい特性がある。モルタル・コンクリート・プラスターボードの仕上げなどに使われます。 |
Vレール ぶいれーる |
床を掘り込んで取付けるVの溝がついたレール状の金物。レールに戸車を走らせます。敷居が不要で、戸の両側の床を連続させることができます。 |
風水 ふうすい |
古代中国で生まれた立地条件を判断する思想。本来はお墓をたてる場所と住居をたてる場所を定め、区別する為の術です。 |
フーチング基礎 ふーちんぐきそ |
基礎の下部が広がった形状(フーチング)になっていて、その部分で建築の荷重を地盤などに伝える構造の基礎。独立・連続・複合基礎などに分けられます。 |
フープ ふーぷ |
柱の主筋に一定間隔で巻付けた水平方向の鉄筋。剪断力に対する補強筋として設けます。=「帯筋」 |
フェンス ふぇんす |
敷地の境界などに立てる柵・塀のこと。一般的に格子状などになっていて見通せるものをフェンス(柵)、見通せないものを塀と呼びます。 |
フォームタイ ふぉーむたい |
型枠締め付け用の、ボルトのこと。コンクリートを打ち込む際、コンクリートの圧力で型枠が開くのを防ぐ目的で設けます。 |
吹付け仕上げ ふきつけしあげ |
塗料などを高圧空気を利用して霧状に吹き付ける仕上げ。吹き付ける塗料は、セメントや合成樹脂などに砂粒などの軽量骨材を主原料としたものが一般的です。 |
吹き抜け ふきぬけ |
一般的には1階~2階など、上階にまたがって設けられるスペース。空間の広がりを感じる効果が大きいです。=「ボイド」 |
吹寄せ ふきよせ |
障子の格子などを2本または数本ずつ間隔を詰めて一組とし、配置することをいいます。 |
複合基礎 ふくごうきそ |
独立基礎がいくつか複合してできている基礎。また2本以上の柱を1つの広がりの基礎版で支える基礎。複合フーチング基礎とも呼びます。 |
輻射暖房( ふくしゃだんぼう |
熱輻射(空間を熱が伝わる現象)を利用した暖房システム。温水を通すものや電気による発熱体を組み込んだものが多く見られます。例えば、床暖房や電気ストーブなどがそれにあたります。=「放射暖房」 |
複層ガラス ふくそうがらす |
2枚のガラスを6mm程度の間隔で組合わせ、内部に清浄な乾燥した空気を密封したガラス。断熱・遮音・結露の防止に役立ちます=「ペアガラス」 |
袋床 ふくろどこ |
床の間の形式の一つ。床の間の前面の一方または両方に袖壁を設け、下地窓をつけたりして、床の間全部を開放としないもの。主に茶室に用いられます。 |
部材 ぶざい |
一般に骨組みを構成する構成要素のこと。形状により直線部材・曲線部材など、用途により構造部材(構造材)・化粧部材(化粧材)などと呼びます。 |
襖 ふすま |
主に和室に使用される引き戸。木で骨組みをつくり、両面に襖紙を張って引き手と縁を取付けた構造です。 |
伏図 ふせず |
上から透かしてみた平面図のこと。基礎伏図・小屋伏図・床伏図などは構造部材等の配置・寸法を示し、また天井伏図は天井の仕上げ、割付などを示しています。 |
付帯工事費 ふたいこうじひ |
屋外設備工事費、ガス設備、地盤改良工事、杭工事、浄化槽など、敷地の条件などによって発生する工事費用。一般的に別途工事とすることが多いです。 |
普通板ガラス ふつういたがらす |
最も歴史の古い一般建築用の透明板ガラス。溶かしたガラスを帯状に製板したものです。 |
普通コンクリート ふつうこんくりーと |
普通骨材(自然作用によって岩石からできた砂・砂利または、砕砂・砕石などの骨材)を用いるコンクリートのことです。 |
普通便座 ふつうべんざ |
用を足すのに腰掛けるために洋風便器の上に乗せるもの。便フタと真ん中に大きな穴の開いた便座の組み合わせです。 |
不動産取得税 ふどうさんしゅとくぜい |
土地や建物を取得した時に掛かる税金。税額は固定資産税評価額の3%(平成12年6月30日まで)です。 |
ブナ ぶな |
国産の広葉樹。その貯水能力の高さから「緑のダム」とも呼ばれます。硬くねばりがあり、割れにくい性質のため、曲げ加工に最適。家具、床材などに多く使用されます。 |
舟形浴槽 ふながたよくそう |
欧米によく見られるタイプの底に足のついたタイプの浴槽。欧米のものはあまり壁にくっつけずに床の上に据え置いて使用します。 |
舟底天井 ふなぞこてんじょう |
天井形状の一つ。船の底を逆さま(逆V字)にした形状の天井。狭い室内を広く落ち着いた室内として、演出することができます。 |
踏込み床 ふみこみどこ |
床の間の形式の一つ。床框を使わず、畳面と同じ高さに地板をはった、ややくだけた感じの床の間です。=「ふんごみ床」=「ふんごみ」 |
踏面・踏み面 ふみづら |
階段において足をのせる段板(踏み板)の上面。また、その面の奥行き長さのことをいいます。住宅においては15cm以上と定められています。 |
プライマー ぷらいまー |
金属塗装の下塗り塗料。はがれやすい金属面に塗料の食いつきを良くするためにあらかじめ塗ります。 |
ブラケットライト ぶらけっとらいと |
壁面、柱などに取付ける照明器具。比較的小型の器具で補助照明として用いられることが多く、空間の演出照明としての効果があります。 |
プラスター ぷらすたー |
左官仕上げの一種、もしくはその材料。石膏などの鉱物の粉末を水と練った壁などの仕上げ材。基本的に色は白です。 |
プラスターボード ぷらすたーぼーど |
石膏の両面に難燃処理した紙を貼ってある板材。不燃材料であり、壁・天井の下地に幅広く使用されています。=「石膏ボード」 |
フラッシュ戸 ふらっしゅど |
戸の形に骨組みを作り、その両面に突き板等の薄い表面材を張った戸。軽量で比較的安価です。 |
フランジ ふらんじ |
形鋼の梁などで曲げに対する力を受け持つプレートなどの部材のこと。フランジとフランジをつなぐ部分をウェブと呼びます。 |
フランス落とし錠 ふらんすおとしじょう |
戸の下部に取付け、床に空けた小さな穴に細い棒を落とし込んでロックするタイプの錠。親子ドアの小さい戸などに使用されます。 |
FCリフォーム店 ふらんちゃいずりふぉーむてん |
独立自営する工務店などが加盟するフランチャイズ方式のリフォーム店。加盟店同士の多くの実績からノウハウを共有しているのが特徴です。 |
プリーツ網戸 ぷりーつあみど |
プリーツ状(アコーディオン状)の網戸。広げたり縮めたりして開閉し、閉めた時、片側にすっきりまとまります。窓に対して部屋の内側につけます。 |
フリーフロア ふりーふろあ |
床組の一種。根太を設けずに、土間コンクリートなどの上に高さの調整のできる金物を設けて床板を貼って造る床。マンションなどに多く用いられます。=「置き床」 |
不陸 ふりく・ふろく |
水平でないこと。また面が平らにならず、でこぼこしている状態のことをいいます。⇔「陸」 |
振分け ふりわけ |
二等分すること。また点あるいは線を基準として、左右または上下に等しい寸法をとることをいいます。 |
フレキシブルボード ふれきしぶるぼーど |
曲げ強度や加工性に優れ、防火・防音・防湿性に富む板材。石綿スレート板の一つ。壁・天井の下地だけではなく仕上材としても用いられます。 |
プレハブ ぷれはぶ |
プレファブリケーションの略。事前に工場で材料を製作することです。現場では、組立てるだけです。物置など、プレハブで建てられた簡易な小屋の事を呼ぶこともあります。 |
ブローアウト式 ぶろーあうとしき |
便器の洗浄方式の一種。ゼット孔(噴出穴)から洗浄水を強力に噴射させ、汚物を吹き飛ばすように排出するタイプ。溜水面が広く、ニオイの発生や汚物の付着を防ぎやすいが、洗浄音は大きいです。 |
フロートガラス ふろーとがらす |
製板時に金属線を網状に入れたガラス。熱や火によりひびが入っても、ガラスが飛散しないので延焼防止・防犯上の効果があります。 |
フローリング ふろーりんぐ |
木質系床材の総称。無垢板・集成材で作られた単層フローリングと、合板等の表面に薄い天然木を張った複合フローリングがあります。 |
プロペラファン ぷろぺらふぁん |
プロペラを回転させて外部に直接排気する換気扇。風量が多く取付けも簡単です。一戸建住宅に多く用いられます。 |
分筆 ぶんぴつ |
一筆(一つ)の敷地の所有権を複数に分割すること。原則として一つの敷地には一つの建物しか建てられないため、新たに地番を設け登記し直すことが必要です。 |
へ行
平板載荷試験 へいばんさいかしけん |
地盤上に載荷板を用いて載荷し、載荷重と変形量の関係などから地盤係数や地盤の支持力を求める原位置試験をいいます。 |
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ベタ基礎 べたきそ |
上部構造とほぼ等しい底面積をもつ基礎スラブによって荷重を地盤に伝える基礎で、直接基礎の一種です |
ベタ基礎補強(耐震)工事 べたきそほきょう(たいしん)こうじ |
建物の1階床を全部撤去し、既存の布基礎の内側全体に鉄筋コンクリートを打設してベタ基礎を設ける工事のことをいいます。 |
偏心率 へんしんりつ |
力の作用線が材料の断面の中心(図心という)を通らず、ずれていることを「偏心」といいます。そのずれの程度を「偏心率」と呼んでいます。 |
壁量比 へきりょうひ |
小規模な木造住宅(2階建て以上、あるいは延床面積50㎡以上)の耐力壁のバランスを検証するために用いられるものです。 |
ペアガラス ぺあがらす |
2枚のガラスを6mm程度の間隔で組合わせ、内部に清浄な乾燥した空気を密封したガラス。断熱・遮音・結露の防止に役立ちます。=「複層ガラス」 |
米杉・ベイスギ べいすぎ |
北米産の針葉樹。直径の大きな木が得られ、耐候性に優れ軽くて軟らかく、割りやすいため板材にしやすいです。造作材・建具・家具などに使用されます。 |
米樛・ベイツガ べいつが |
北米産の針葉樹。比較的安価な木材。防腐処理を施し土台にも用いられ、スギに代わる木材として柱、天井材、建具類と幅広く使用されています。 |
米桧葉・ベイヒバ べいひば |
北米産の針葉樹。ヒバのような特有の香りがあり、比較的硬く弾力に富み、加工性も良い木材。柱・土台などの構造材や建具などに使用されます。 |
米松・ベイマツ べいまつ |
北米産の針葉樹。国内では得られにくくなった径の大きな木に代わる木材として梁や桁に使われます。また家具・床材・ドア枠・窓枠など幅広く使用されます。 |
平面詳細図 へいめんしょうさいず |
平面の細部にわたり寸法・仕上げなどの詳細な情報を盛り込んだ図面。一般的に平面図よりも縮尺が大きく、施工上最も重要な図面のことです。 |
平面図 へいめんず |
建物の間取りなど、平面計画を示す図面。柱・壁・階段・EV(エレベータ)・開口部などの平面的な位置関係及び寸法などを各階ごとに表現した図のことです。 |
ベースキャビネット べーすきゃびねっと |
洗面化粧台においてベースとなる床置きのキャビネット。洗面器・水栓金具がついてるものと、収納のみのものがあります。 |
BL認定品 べたーりびんぐにんていひん |
財団法人ベターリビングが認定した、品質、価格、サービスなどが優秀な優良住宅部品のこと。2年間の無償保証と賠償保険が付いています。 |
べた基礎 ふりがな |
建物全体の下にコンクリートの版を造って建物を支える基礎。基礎の設置面積が増え地盤荷重の負担が軽減する為、特に地盤が軟らかい土地などで用います。 |
別途工事費 べっとこうじひ |
主に解体・外構・造園・屋外設備工事費・冷暖房等の工事費用など建築工事費に含まない費用。見積り金額に含むか含まないかは設定条件によります。 |
ペデスタル付洗面器 ぺですたるつきせんめんき |
洗面器に洗面器を支えるための台がついたタイプの洗面台。キャビネット無しで配管が隠れ、すっきりとした外観となります。 |
ベランダ べらんだ |
建物の外回りにある庇のついたスペースのこと。バルコニーに屋根のついたものを特にこう呼びます。 |
べんがら べんがら |
黄みを帯びた赤色顔料。主成分は酸化鉄。安価で着色力・耐久性が強く、モルタルや塗料などの着色に使用されます。 |
ペンキ塗り ぺんきぬり |
外装用のペンキを塗った仕上げ。モルタル塗りやサイディングボードなどの下地に、吹付け仕上げやローラー塗りなどの仕上げ方があります。 |
便座 べんざ |
用を足すのに腰掛けるために、洋風便器の上に乗せるもの。便フタと真ん中に大きな穴の開いた便座の組み合わせです。=「普通便座」 |
辺材 へんざい |
樹皮に近い部分の木材。心材に比べて色合いが明るく淡いため、白太とも呼ばれ、野地板・荒床などの下地全般に使用されます。 |
ペンダントライト ぺんだんとらいと |
コード・チェーン・ヒモ等で・天井から吊り下げられる照明器具。「引っ掛けシーリング」と呼ばれる器具にとりつけるものが一般的です。 |
ベンチマーク べんちまーく |
基準点。主に建物の様々な高さ(床の位置など)を決める為の原点。また、土地の高低測量(高低差を測る)をする際の基準点のことです。 |
ほ行
ボーリング(調査) ぼーりんぐ(ちょうさ) |
調査や工事のために機械や器具を用いて地盤に孔をあけること。掘削方法はオーガー式、ロータリー式、パーカッション式に大別されます。 |
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防蟻 ぼうぎ |
薬品の塗布など、住宅の土台や構造材にシロアリなどの被害を防ぐ処理を施すことです。一般に「防蟻処理」や「防蟻対策」と呼びます。 |
防湿シート ぼうしつしーと |
壁や床において、湿気や水蒸気の透過を防ぐために用いられるシート(層)のことです。一般には防湿ポリエチレンシートやアスファルトルーフィング、プラスチックフィルムなどが用いられることが多くあります。 |
ホールダウン金物 ほーるだうんかなもの |
基礎・土台・柱を緊結するためのステンレス製の耐震金物のことです。アンカーとも呼ばれています。 |
保有水平耐力 ほゆうすいへいたいりょく |
地震力や風圧力などの水平力に対して、住宅などの構造材が耐えることができる力(抵抗力)を「保有水平耐力」といいます。一般に保有水平耐力は、建築物の層の変形の安全限界、あるいは外装材の変形制限から求められます。 |
崩壊(損傷) ほうかい(そんしょう) |
地震の際に住宅などの建物全体あるいは一部が崩壊し、使用不可能な状況になった時の被害を「崩壊」といいます。 |