ま行
まさ土 まさど |
花崗岩質岩石の風化(変質)土。粗粒の石英砂を混じえ、もとの火成岩の組織をそのまま残すが、人力で容易に削り得るほど風化を受けた土をいいます。 |
---|---|
丸鋼筋交い後付け工法 まるごうすじかいあとづけこうほう |
建物の外側に9mmの太さの丸鋼をたすき掛けに取り付けて、土台と柱、柱と桁・梁とを緊結する工法のことです。これにより、窓などがある開口部でも壁強さ倍率3.2が確保できるといいます。 |
曲げモーメント まげもーめんと |
外力を受けて部材が曲げられようとする時に、その部材の最も外力を受ける点の付くに部材を扇形状にひし曲げて抵抗しようとする力が働くことです。 |
マグニチュード まぐにちゅーど |
地震の規模を表す尺度のことをいいます。地震の強弱は「震度」で表されるが、地震動は震源地から遠くなるほど弱くなっていきます。そこで、地震そのものの規模を表す別の尺度として用いられているのがマグニチュード(Mと表記)になります。 |
幕板 まくいた |
横長方向に取付けた幅広の板。例えば、床の間の上部に落し掛けのように取付けます。また、吊り戸棚などと天井との間をふさぐ為に用います。 |
まぐさ・窓台(まぐさ・まどだい) まげもーめんと |
出入口、窓などの開口部の上下に水平に設ける部材で、上部にありその上部の壁を支えるものを「まぐさ」、下部にあり窓の下枠を受けるものを「窓台」と呼びます。 |
柾目 まさめ |
板において木目が平行に近い縦線に見える面。年輪の外周から中心に向かって切って得られ、ねじれがすくなく高価な板です。→板目 |
窓取付型 まどとりつけがた |
窓に取付けるタイプのエアコン。室内機と室外機が一体になっていて、通常、マンションの通路に面した窓など、室外機を設置するスペースがとれない場所に使用します。 |
間取りの変更 まどりのへんこう |
増築あるいは改築にあたるが、柱・梁・筋交・耐力壁の位置など、建物の構造を考慮して計画する必要があります。 |
招き屋根 まねきやね |
屋根形式の一つ。切妻屋根の片面が短く片面が長いもの。片側の壁が高くなるのでロフトが設けやすいです。 |
間柱 まばしら |
柱の一種。柱と柱の間にあって、内・外壁下地のための柱で上の階の荷重を負担しないもの。通常、柱の半分もしくは3分の1の厚さのものを使用。 |
回り階段 まわりかいだん |
90°あるいは180°向きを変える際に、30°または45°に分割した三角形の段板(踏み板)を設けた階段。円を描くように回って、昇降します。 |
回り縁 まわりぶち |
天井と壁の接する部分に取付ける細い角材。天井材と壁材を見切る(区切る)為に部屋の四周に張り巡らせます。 |
マントルピース まんとるぴーす |
装飾的に造られた壁付きの暖炉のこと。本来は暖炉の上の飾り棚のことをいいます。 |
み行
水回りの補修サイクル みずまわりのほしゅうさいくる |
キッチン・トイレ・浴室・洗面所等の水回り部分は使用頻度が高く湿気も多く、家の中の他のスペースと比べて傷みが激しく大きくなります。そのため、早めの手入れ・補修・リフォームが必要になります。 |
---|---|
見付面積 みつけめんせき |
風を受ける建物の面積のことで、風圧力に対する必要軸組の長さを求める元になります。見付面積は張り間方向(小屋梁と平行の方向)、けた行き方向(小屋梁と直角の方向)ともに1階床から1.35m上に線を引き、それより上の部分の垂直面積を指します。 |
見え掛かり みえがかり |
部材の目に見える部分のこと。反対は見え隠れ(みえがくれ)といい、目に見えない部分のことをいいます。 |
見え隠れ みえがくれ |
部材の目に見えない部分のこと。反対は見え掛かり(みえがかり)といい、目に見える部分のことをいいます。 |
磨き丸太 みがきまるた |
銘木の一種。丸太の皮をはぎ、背割りを施して川砂で磨いて仕上げます。床柱などに使われます。=「洗い丸太」 |
ミキシング式 みきしんぐしき |
お湯と水の混合比率を温度調節ハンドルで調節するタイプの水栓金具。サーモスタット式に似ていますが、水圧・水流の影響を受けます。 |
水 みず |
水平もしくは水平面。水平線を示すための糸を「水糸」といい、水平を示す墨(墨で書いた線)を「水墨」、基準となる水平面を出す方法を「水盛り」といいます。 |
ミストサウナ みすとさうな |
蒸気を発生させ、室温40℃前後・相対湿度100%で行う、湿式低温サウナのこと。一般的な高温のサウナに比べ、身体にやさしいです。 |
水楢・ミズナラ みずなら |
国産の広葉樹。加工はしにくいですが、仕上がりは良い木材。柾目で特有の美しい木目が表れ、造作材・床材など広範囲に使用されます。 |
水まわり みずまわり |
厨房・洗面・浴室・トイレ等、水を使用する室をまとめた呼称。設備・家事動線等を考慮すると、なるべくまとめた方が効率が良くなります。 |
水盛り みずもり |
建物の基準となる水平を定めること。水面の高さが一定となることを利用して求めることからそう呼ばれます。 |
見積り みつもり |
実施設計図を基に工事を行う前に工事費の予測をすること。あるいは施工者が注文者に対して請負金額の希望額を提示することです。 |
見積書 みつもりしょ |
見積書には見積金額が記載されているほか、見積りの根拠となる工事費内訳明細書・実施設計図が添付されている必要があります。 |
見積書の内容 みつもりしょのないよう |
見積書には見積り金額が記載されているほか、見積りの根拠となる工事費内訳明細書・実施設計図が添付されている必要があります。 |
みなし道路 みなしどうろ |
幅員4m未満の道路のこと。みなし道路に面する敷地に建築する場合、道路中心から2mの位置の線が道路境界線と見なされます。2項道路とも呼びます。 |
みなし道路 みなしどうろ |
幅員4m未満の道路のこと。みなし道路に面する敷地に建築する場合、道路中心から2mの位置の線が道路境界線と見なされます。2項道路とも呼びます。 |
ミニキッチン みにきっちん |
幅120cm前後の小さなキッチンのこと。小さなシンクと、一つ口のコンロがついているものが多く見られます。 |
ミラーガラス みらーがらす |
表面に金属酸化膜を焼き付け、太陽のエネルギーを反射するガラス。室内の冷房効率を高めます。昼間は外部から内部がほとんど見通せません。=「熱線反射ガラス」 |
ミラーキャビネット みらーきゃびねっと |
洗面化粧台において、鏡の部分のキャビネット。収納扉の表に鏡が貼ってあって、三面鏡となるもの、上部に照明がついているものなどがあります。 |
む行
無鉄筋コンクリート造布基礎 むてっこつこんくりーとぞうぬのきそ |
コンクリート造の布基礎の中に鉄筋が入っていないものをいいます。簡易耐震診断では建築確認書の図面の断面図(矩計図)や仕様書などに書かれている基礎図面に鉄筋が描かれていない場合は無鉄筋コンクリートと判断されます。 |
---|---|
無垢板 むくいた |
表面に薄板を張ったり、集成して作った板ではなく、一本の木から製材して出来ている板。「無垢」とは「純粋」という意味。 |
起り むくり |
上方に向かって盛り上がるようにして、凸型にわん曲している曲線、もしくは曲面のこと。この形状の屋根を「起り屋根」といいます。 |
棟木 むなぎ |
棟(小屋の頂部)に取付ける横木。両側からの垂木を受けます。棟木を取付けることを棟上げといい、そのための儀式を上棟式と呼びます。 |
棟 むね |
屋根の頂部のこと。一般に屋根の傾斜面と傾斜面の合わさった部分で、水平のものを棟、傾斜面の方向が変わり、斜めになる部分を隅棟といいます。 |
め行
免震構造 めんしんこうぞう |
地震による建物の揺れや破壊を防ぐため、地震の力が直接建物に伝わらないよう工夫された構造のことをいいます。基礎部分と上部構造(建物)の間に「架台」や「免震支承」「復元」「減衰材」「風揺れ安定装置」などを組み合わせて設置する方法が主流です。 |
---|---|
免震改修工法 めんしんかいしゅうこうほう |
建物を免震構造にすることで地震の力が直接、建物に伝わらないようにする工法です。地震時の揺れを1/5~1/10にまで大幅に軽減する「免震構造」によって、住宅を地震に強い安全なシェルターとする改修工法です。 |
免震支承 めんしんししょう |
地震で建物が動いた時にも、建物を支え続ける部材のことをいいます。支承には「滑り支承」と「転がり支承」の2つのタイプがあります。 |
免震束石 めんしんつかいし |
束石の上部に設けた免震型ゴムホゾを束柱に差し込み、アンカーボルトで基礎と束石、束石と束柱をそれぞれ固定する装置のことです。 |
免震用架台 めんしんようかだい |
1階床組を免震装置だけで支えるために、既存の土台と上部構造(建物本体)の間に設置する架台のことをいいます。強度の高いステンレス製鋼板で、防サビ性、防蟻性、耐腐性に優れています。 |
銘木・名木 めいぼく |
優れた名のある木のこと。高級な造作材のことで、樹齢200年以上の丸太から取られた優良材も含みます。床柱などに使われます。 |
目透かし めすかし |
板等の接合法の一つ。2つの部材の接合部分にすき間をあけて張っていくことをいいます。 |
目違い めちがい |
二つの面に食い違い(ずれ)が生じること。二つの材を継ぎ合わせた時に、お互いの面が同一の平面とならないことや、目地がずれることをいいます。 |
目通り めどおり |
木の幹の太さを目の高さ(一般に地上から1.2mの高さ)の位置で計測した値のこと。「目通り径」などともいい、幹の太さの目安として用います。 |
面 めん |
建築室内の仕上部材の出隅(角が出ている部分)を鉋(かんな)などで削り取った結果生じる表面。部材に面を付けることを「面を取る」・「面とり」といいます。 |
面取 めんとり |
建築室内の仕上部材の出隅(角が出て尖っている部分)を削り取って面を作ること。ほんの少し削る「糸面取り」や大きく削る「大面取り」などがあります。 |
も行
盛土 もりど |
土地造成などで在来地盤上に盛り立てた土の部分のことをいいます。 |
---|---|
盛土後の経年数 もりどごのけいねんすう |
盛土はそれ自身の収縮沈下と、下部地盤の圧密沈下との「沈下の二重性」という問題が発生する場合が多く、この場合、5年以上の放置期間を設けることが理想とされています。 |
木造住宅用耐震金枠 もくぞうじゅうたくようたいしんかなわく |
耐震開口フレーム工法と原理は同じです。窓や出入り口の外側にアルミニウム合金製の耐震枠を取り付けて建物全体の耐震性を高める仕組みです。 |
木 もく |
ヒノキ・ヒバなど、比較的耐水性のある木を使用した浴槽。肌触りが良く、暖かみが有り、保温性は良いですが相当な手入れが必要になります。 |
杢板 もくいた |
木目の乱れや節などが装飾的に美しく、面白い紋様となって現れている板。樹種としてはケヤキ・カエデ・ナラ・カシなどがあります。 |
木工事費 もくこうじひ |
木工事に関する全ての費用。各種材木代(構造材、化粧材、仕上材)・加工代・造作代などを足したものです。 |
木材保護塗料 もくざいほごとりょう |
キシラデコールなどの商品名で知られる木材の保護に優れた塗料。一般名称はWPステイン。防虫・防カビ・防腐などに効果があります。 |
木質系プレハブ住宅 もくしつけいぷれはぶじゅうたく |
プレハブ工法による木造住宅の建て方。各ハウスメーカーが独自の工法・構造を開発した木質パネルによって、壁や床などの面で耐震性を確保する工法で、工期が短いのが特長です。 |
木製サッシ もくせいさっし |
木製の建具。やわらかく温かみのある外観になります。アルミサッシに比べ、断熱性・結露防止に関して優れています。 |
木製建具工事費 もくせいたてぐこうじひ |
木製の建具に関する工事費。主に内部の各個室の戸・収納の扉・襖・障子などが多いですが、外部に木製サッシュなどを使うこともあります。 |
木造軸組工法 もくぞうじくぐみこうほう |
日本で古くから発達してきた伝統工法(でんとうこうほう)を簡略化・発展させた木造住宅の建て方。土台・柱・梁・桁・筋交などの軸組(骨組み)で構成されます。木造の他の工法に比べてプランニングの自由度が高いです。 |
木目 もくめ |
年輪など、木材の表面に現れている様々な模様。=「木理」 |
木毛セメント板 もくもうせめんとばん |
木材を短いリボン状に削ったものをセメントと混ぜて圧縮して成形した材料。屋根や壁の、下地に使用されたり断熱材として使用されます。 |
木理 もくり |
年輪など、木材の表面に現れている様々な模様。=「木目」 |
木レンガ もくれんが |
コンクリート面に後から木材などを取付けるための下地材。あらかじめ型枠の内面に木片を打ち付けて、コンクリートに打ち込みます。 |
元口 もとくち |
丸太などの根元に近い方、すなわち太い方の切口のこと。反対の方は末口(すえくち)といい、一般に丸太などの材の太さを表す際には、末口寸法で示します。 |
母屋 もや |
棟木と平行に取付け、垂木を支える水平部材。束、もしくは登り梁で受けます。90mm角程度の材を900mm間隔程度で設置します。 |
モルタル もるたる |
セメントと砂を水で練りあわせた材料。水分の少ないものを堅練り、多いものを柔練りといいます。下地材・仕上げ材・防水材などとして幅広く使用されます。 |
モルタル塗り もるたるぬり |
モルタルを塗った仕上げ。ペンキ塗り・吹付け仕上げなどの下地として使用したり、顔料(色粉)を混ぜて「着色モルタル」とし、仕上げとして使用します。 |
モルタル防水 もるたるぼうすい |
モルタルに防水剤を混ぜ、コンクリート下地に直接施工するもの。施工が簡単で安価。簡易的な防水用として使用します。 |
門柱 もんばしら |
門の両側に立つ柱。和風の木造門においては、数寄屋門(数寄屋風の門)など、その形式を決める要素の一つとなります。 |
門扉 もんぴ |
通常、敷地内に不特定の人が入れないようにするために設ける扉。木製・スチール製・アルミ製など材質・デザインは様々なものがあります。 |