や行
薬液注入 やくえきちゅうにゅう |
水ガラス溶液などの薬液を用いる注入工をいいます。 |
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山砂 やまずな |
丘陵地から採取した砂をいい、川砂に比べて粒度の細かいものや泥分が多いのが特徴です。 |
ヤマトシロアリ やまとしろあり |
日本全国に分布するシロアリの1種で、イエシロアリよりも加害力は小さいといわれています。 |
屋根の葺き替え工事 やねのふきかえこうじ |
瓦や金属板など、既存のものを撤去して新しい屋根材で葺き替えることをいいます。屋根の破損・劣化の状態によって「一部屋根葺き替え工事」と「全面屋根葺き替え工事」の2種類があります。 |
屋根形状係数 やねけいじょうけいすう |
積雪荷重を計算する時に用いられる係数で、屋根勾配をもとに設定されています。例えば多雪区域外の地域では、単位荷重(20N/cm・m2)×屋根の水平投影面積×屋根形状係数×垂直積雪量で、積雪荷重を求めることになります。 |
屋根免震 やねめんしん |
公共のスポーツ施設やホールなどで大空間の屋根を設ける場合に、建物と屋根の支持部分の間に免震層を設けることを「屋根免震」といいます。 |
屋形天井 やかたてんじょう |
天井形状の一つ。船の底を逆さま(逆V字)にした形状の天井。舟底天井よりも勾配が強いものをいいます。 |
屋根工事費 やねこうじひ |
瓦、石綿(せきめん)スレート、金属板など屋根を仕上げる為の材料と手間にかかる費用をいいます。雨樋、雪止め金物なども含み、屋根の下地までは木工事となります。 |
屋根勾配 やねこうばい |
屋根の傾きを表す角度のこと。例えば1尺(約30cm)の距離で3寸(約9cm)登る勾配を3寸勾配(3/10)などと呼びます。 |
屋根葺材 やねぶきざい |
屋根の仕上材。屋根を覆うことを「屋根を葺く」と呼び、そのための材料を屋根葺材と呼んでいます。 |
大和天井 やまとてんじょう |
板を互い違いに重ね合わせて板の厚み分だけ凹凸があらわれるように張った天井仕上げ。若干、数寄屋造り風を強調した和室に用いられます。 |
遣方 やりかた |
建物の周囲に遣方杭(水杭)と呼ばれる杭を打込み、それに遣方貫(水貫)と呼ばれる板を打ち付けて建物の基準となる高さや壁・柱の芯を示すことです。 |
ゆ行
有機質火山灰土 ゆうきしつかざんばいど |
有機物を多量に含む火山灰質粘性土。黒ぼくはその代表的なものになります。 |
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床下用攪拌・換気システム ゆかしたようかくはん・かんきしすてむ |
床下の隅々まで空気を攪拌(かくはん)し換気することで、土台を腐らせる腐朽菌の増殖やシロアリの発生、繁殖条件などを抑制する床下換気システムのことです。 |
油圧式 ゆあつしき |
昇降をオイルの圧力を利用して行うエレベータ。機械室が必要ですが昇降スペースは小さくなってきています。ロープ式に比べて音が静かです。 |
U型キッチン ゆーがたきっちん |
シンク・調理台・加熱調理機器等をU字型に配置するレイアウトのキッチン。収納性、作業動線からみても効率的なレイアウトです。 |
有機溶剤 ゆうきようざい |
揮発性で非水溶性の物質をよく溶かす化合物の総称で、化学物質過敏症やアレルギーの原因の一つ。またシックハウスの原因の一つでもあります。 |
融資手数料 ゆうしてすうりょう |
融資の際の公庫・銀行に支払う手数料。公庫の場合は約4.5万円。銀行の場合は、各行によって異なりますが公庫と同程度と考えられます。 |
ユーティリティ ゆーてぃりてぃ |
一般にキッチンに接して設ける、家事を行うスペース。洗濯やアイロン掛けなどの家事が合理的にできるように考慮します。 |
床置型 ゆかおきがた |
床に据え置くタイプのエアコン。暖房の場合に熱が上昇するため効果的ですが、冷房の際に冷気が下に溜まってしまいます。 |
床組 ゆかぐみ |
床を支える構造部分。根太・大引き・床梁(床を支えている梁)の組み合わせによって様々な種類があります。 |
床下換気扇 ゆかしたかんきせん |
床下に湿った空気がたまらないように、強制的に換気する目的で床下に設ける換気扇。タイマー式のものが多く見られます。 |
床タイル(外装床) ゆかたいる(がいそうゆか) |
水濡れしても靴で滑らないような凹凸がついた面状になったタイル。人が大勢歩いたり、気候に左右される場所なので高温で焼いて耐久性を出しています。 |
床タイル(内装床) ゆかたいる(ないそうゆか) |
清掃性を考慮した滑らかな面状のタイル。外装床用タイルに比べて、印刷・加飾などのデザインが施されたものが多くあります。 |
床タイル(浴槽) ゆかたいる(よくそう) |
水で濡れている場所で使うため、素足で歩いても滑らないように表面に小さな凹凸が付いているタイル。断熱性を向上させ温かな肌触りを持たせたタイルもあります。 |
床束 ゆかづか |
床を支える構造部分。大引きを支え、束石などに荷重を伝えます。大引と同じか、やや小さい木材を用い基本的に大引とかすがい(先端の尖ったコの字状の金物)で留めます。 |
雪止め ゆきどめ |
屋根の上につもった雪が急にすべり落ちるのを防ぐために設ける部材。突起状のものが一般的。屋根が積雪の重量に耐えられるよう注意が必要です。 |
ユニットバス ゆにっとばす |
システム工法で作る浴室のこと。乾式工法ともいわれます。浴槽・床・壁・天井・ドアがユニット化されています。洗面ボウル・便器が組み込まれているものもあります。 |
よ行
擁壁 ようへき |
背面の土を支え、その崩壊を防ぐ目的で設置される土留めの総称。材料及び形状により、無筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、練積み造等に大別されます。 |
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擁壁の構造 ようへきのこうぞう |
構造による分類では重力式・半重力式・片持ち梁式・控え壁式・ささえ壁式・もたれ式の5種があります。 |
擁壁背面土 ようへきはいめんど |
擁壁の背後に存在する土砂をいいます。 |
養生 ようじょう |
緩衝材などで出来上がった部分や既存の部分を保護すること。また、路上などへの器材の落下や飛散を防止するために網を設置します。 |
容積率 ようせきりつ |
建築の延床面積の敷地面積に対する割合のこと。地域によって用途地域・都市計画に従い、建築可能な割合の限度が定められています。 |
溶接接合 ようせつせつごう |
熱を用いて金属自身を溶かして部材を接合する方法。鉄骨工事の工場組立てにはアーク溶接が広く用いられています。 |
用途地域 ようとちいき |
大きく住居系・商業系・工業系に分けられた12の区分地域。秩序あるまちづくりをする目的で、地域によって建物の用途・高さ・面積を制限しています。 |
洋風小屋組み ようふうこやぐみ |
主に枠組壁工法(ツーバイフォー)に用いる小屋組。部材が三角形に構成されているため、外力(風力、地震力)に対して変形しにくい構造です。=「トラス小屋」 |
洋風便器 ようふうべんき |
欧米風の便器で、大便の用を足すのに腰掛けた姿勢で使用する便器。便器内に常に水がたまっていて、臭気と汚れの付着を防ぎます。=「腰掛便器」 |
洋風浴槽 ようふうよくそう |
深さは比較的浅く、長さがたっぷりととられているタイプの浴槽。背もたれ角度が大きくなっています。足を伸ばしてリラックスできます。 |
浴室乾燥機 よくしつかんそうき |
洗濯物を浴室で乾かす能力を持つ乾燥換気扇のこと。換気、湿度の調節ができます。浴室内のカビなどを防ぐことができます。 |
浴室暖房乾燥機 よくしつだんぼうかんそうき |
浴室乾燥機と浴室暖房機の機能を兼ね備えたもの。浴室内を機能的にし環境を快適にする効果があります。 |
浴室暖房機 よくしつだんぼうき |
浴室内の暖房機のこと。浴室内部の冷え込みをなくし、お湯に浸かっている時と体を洗う時の差を少なくすることができます。 |
浴室ドア よくしつどあ |
浴室に設けるドア。開き・引き・折りなどの開閉タイプがあります。水がかかる部分なので、アルミ製か樹脂製を使用することが多くあります。 |
横すべり出し窓 よこすべりだしまど |
窓の軸がスライドし、下側を外に押し出して回転するように開閉する窓。窓の横方向の上側を軸とします。外側の窓掃除が容易です。 |
寄棟屋根 よせむねやね |
屋根形式の一つ。四方に向かって傾斜した屋根で上方に棟があるもの。住宅に多く用いられます。 |