か行
過圧密 かあつみつ |
圧密降伏応力よりも低い有効応力状態にあることをいいます。 |
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カーペット かーぺっと |
繊維を織ったり編んだりして作った、敷物の総称。極めて多くの種類があり、主に美観、保温、防音の目的で用います。=「じゅうたん」 |
カーポート かーぽーと |
簡単な屋根だけを設けた車庫のこと。これに対しガレージは自動車を格納するための建物のことをいいます。 |
海岸段丘 かいがんだんきゅう |
海成段丘(かいせいだんきゅう)ともいいます。地盤の隆起あるいは海水準の低下によって、以前の海岸の平坦な地形が現在の海岸よりも高く、その前縁が崖になっている地形のことをいいます。 |
外構工事費 がいこうこうじひ |
門・門扉・塀・アプローチ・造園・植栽・塀・駐車場・自転車置き場・表札・ポストなど、建物の外回りに関する工事費用です。 |
介護設備工事 かいごせつびこうじ |
寝たきりの老人などを、介護する際に必要な設備に関する工事。ベッドから浴室まで移動させるリフターや、段差解消機などがあります。 |
概算見積書 がいさんみつもりしょ |
設計図書(設計図・工事仕様書・工事費見積書・工程表)が完全にそろっていない段階、あるいは見積期間が極端に短い場合に概算で工事費を予測したもの。あくまで目安として考えます。 |
崖錐 がいすい |
急崖から落下した岩屑が崖下に推積して形成された急傾斜の円錐状の地形のことをいいます。 |
海成(層) かいせいそう |
海成推積物からなる地層を海成層といいます。 |
改良 かいりょう |
地盤を改良して良質な支持地盤に変えることをいいます。 |
外力 がいりょく |
住宅などの建築物の構造躯体や骨組みの各部分にかかってきます。外からの力(圧力)を外力といい、一般には地震や台風等の強風圧などを指しています。 |
外力面 がいりょくめん |
外からかかる外力(地震による振動や衝撃、強風圧など)を住宅などの建築物の1つの面で受ける時、その面を外力面といいます。外力面になるのは外壁や窓・サッシ、外壁内の柱や筋交い等の部材などです。 |
崖麓 がいろく |
台地や段丘の崖下のことをいいます。 |
カイン かいん |
地震の大きさを表す単位の1つです。カイン(kine)は地震動の大きさを速度で表しており、1秒間に何cm変位したか(cm/s)を示しています。 |
河岸段丘 かがんだんきゅう |
海水準の低下や地盤の上昇などの結果、河川の侵食力が復活して、河床面を掘り下げて新たな谷をつくり、もとの広い河床面が一段高いところに、平坦な台地として残ったものをいいます。 |
花崗岩 かこうがん |
石英、長石、黒雲母などを主成分鉱物とする白色がかった深成岩のことをいい、風化するとまさ土になります。 |
火山灰 かざんばい |
火山放出物のうち粒径4㎜未満のものをいいます。 |
火山灰質粘性土 かざんばいしつねんせいど |
粘性をもった火山灰土。関東ロームはその代表的なものです。 |
荷重 かじゅう |
住宅などの建築物にかかってくる様々な重さや圧力のことをいいます。 |
火成岩 かせいがん |
マグマが固結してできた岩石のことをいい、固結した場所により火山岩、半深成岩、深成岩に分けられます。 |
火成岩 かせいがん |
マグマが固結してできた岩石のことをいい、固結した場所により火山岩、半深成岩、深成岩に分けられます。 |
河成堆積物 かせいたいせきぶつ |
河川により運搬され、海に至る以前に堆積した土をいいます。一般に礫、砂及び粘土からなり、河成堆積物からなる地層を河成層といいます。 |
河成段丘 かせいだんきゅう |
河川の流路に沿った階段状地形で氾濫原より高い位置にあるものを指します。 |
風揺れ固定装置 かぜゆれこていそうち |
平常時に建物と基礎とを固定している、風揺れを防止するための装置です。また地震の際には固定を解除し、地震後には(地震のエネルギーを利用して)元の固定状態に戻る仕組みです。 |
活断層 かつだんそう |
地質学的に最近の期間(数十万年~200万年)において地震を繰り返し発生させ、今後も引き続き活動して地震を起こす可能性が高い断層を「活断層」といいます。 |
河道 かどう |
川の水が流れる道筋のこと。堤防がある場合は提外部をいい、ない場合は高水位のときに流水が占める区域をいいます。 |
壁倍率・壁強さ倍率 かべばいりつ・かべつよさばいりつ |
耐力壁の強度をあらわす数値のことです。耐力壁の長さ×壁倍率(壁の強さ倍率)で、建物全体の強さを計算します。 |
壁の配置・バランス かべのはいち・ばらんす |
耐震診断で、建物の外壁の中にどれだけ壁が入っているのかを調べる際のポイントの1つです。 |
ガル がる |
地震の大きさを示す単位の1つです。震度が地震の大きさの程度を表し、マグニチュードが地震の規模(エネルギーの大きさ)を表すのに対して、ガル(gal)は地震の加速度を表しています。 |
簡易耐震診断法 かんいたいしんしんだんほう |
住宅の耐震性を調べる方法の1つです。専門家などが建物を目視調査と間取りから診断する「一般調査(診断)」と、より詳しくプラン・間口の大きさや仕上げまで家屋調査を行って診断する「精密調査(診断)」とがあります。 |
換気 かんき |
床下・室内・天井裏などにおいて、空気中の湿気・ちりなどを取り除くために空気を入れ替えること。室内環境及び建物の寿命に大きく関わります。 |
換気口 かんきこう |
床下に湿気がたまると、土台や柱が腐ったり、シロアリの被害にあう為、通風を良くして湿気を取り除く為に設けるものです。開口の周囲には補強用の鉄筋を設けます。 |
乾式工法 かんしきこうほう |
現場で水を使用しないで施工する工法のこと。パネルなどをボルト・釘・ねじ等で組み立てる為、湿式工法に比べ工期が短く施工が簡単です。 |
換気扇(空調・浴室) かんきせん(くうちょう・よくしつ) |
汚れた空気を建物の外に排気する設備。壁や天井に取付けるもの(パイプファン、天井扇)、レンジフードに取付けるものなどがあります。 |
間隙 かんげき |
土の液相と気相を合わせた部分(孔隙)。水や空気などの隙間が大きいと圧縮性が大きい。 |
間隙水 かんげきすい |
土の間隙に存在する水分のことをいいます。 |
換算N値 かんざんえぬち |
スウェーデン式サウンディング試験結果から得られた値を用いてN値を算出することをいいます。 |
含水比 がんすいひ |
土に含まれている水の質量と、その土の乾燥質量との比を百分率で表したものをいい、含水比=水の質量/土の質量で表されます。 |
含水比試験 がんすいひしけん |
土の含水比を測定するための試験。110℃で一定質量になるまで炉乾燥し、乾燥前後の質量を測定して求めます。 |
含水量 がんすいりょう |
土に含まれる水分の量をいいます。 |
間接照明 かんせつしょうめい |
光のほとんど全部が、床・天井・壁等を照らし、その反射光のみによって照らす照明方式。照明効率は悪いが、光が拡散され、影が無く柔らかな雰囲気が得られます。 |
乾燥 かんそう |
乾燥が不充分だと、伸縮・割れ・反りなどが発生し、よく乾燥された木材は強度があり、品質も保たれます。乾燥方法は天然乾燥と人工乾燥があります。 |
乾燥密度 かんそうみつど |
土の単位体積当たりの土粒子の質量のことをいいます。 |
関東ローム かんとうろーむ |
主として関東地方の台地や丘陵地の上部に分布している赤褐色の火山灰土のことをいいます。特異な構造を持ち、地山状態では強度は大きいが、乱すと極端に強度が低下する。 |
貫入障害 かんにゅうしょうがい |
粗大な石などにより貫入が阻害されることをいいます。 |
岩盤 がんばん |
ある空間的広がりをもつ自然の岩体のことをいいます。 |
寒冷地用便器 かんれいちようべんき |
寒冷地において、水の凍結によって破損しないように、通水路部の構造を単純にした便器。給水装置に関しても凍結予防が必要です。 |
改装 かいそう |
建築の内装(床、壁、天井など)・外装(屋根、外壁など)の仕上げ部分の材料を交換すること。模様替えともいいます。 |
外装タイル がいそうたいる |
壁や床などに張り付けて用いられる陶磁器の小片状の薄板。焼き上げる温度の高い順に磁器質タイル・せっき質タイル・陶器質タイルに分かれます。 |
解体工事費 かいたいこうじひ |
既存の建物の全部またはその一部を取り壊すための工事費用。最近は解体後のごみの分別が厳しくなっています。 |
階段昇降機 かいだんしょうこうき |
階段の手すり周りや壁面に取付ける、腰掛けて階段を昇降するとこのできる装置。車イスごと乗れるものもあります。 |
階段の勾配 かいだんのこうばい |
階段の傾き加減のこと。段板(踏み板)の先端部分を結んで出来る線の傾きで表します。 |
改築 かいちく |
建築の全部もしくは一部を取り除き、建築を建て直すこと。水まわりだけの小規模な改築から、増築を伴う大規模な改築まで様々なケースがあります。 |
鏡板 かがみいた |
腰壁、扉、天井などの枠や額縁の中にはめ込んである表面が平滑な一枚板。もしくは一枚板でなくても継目の明らかでないものをいいます。 |
かきおとし かきおとし |
モルタル仕上げなどの、表面がほぼ硬化したところを、くし状の道具で表面を削り落として表情を付ける仕上げの手法のこと。 |
確認申請 かくにんしんせい |
建築を新築・増改築・大規模の修繕、模様替・用途変更などする際に、建築主が建築主事に提出する申請。申請の手続きは通常建築士が代行して行います。 |
確認申請書類 かくにんしんせいしょるい |
建築確認申請を提出する際に必要な書類。建築主・設計者・監理者・施工者の氏名・連絡先等や敷地、建物の概要などを記します。正・副、2部を提出します。 |
確認申請図 かくにんしんせいず |
確認申請書類に添付する配置図・平面図・立面図・断面図・求積図及び面積表・構造計算書・換気採光計算図など、建築の形態・建築基準法への適合を示す図面のことです。 |
確認申請料 かくにんしんせいりょう |
確認申請が必要な際に、確認申請書類及び確認申請図作成・申請代行など、建築確認申請にかかる経費。一般的に15万円程度。 |
額縁 がくぶち |
窓・出入り口とその周囲の壁仕上材との接する部分を、見切る(区切る)ために取付ける角材。一般に窓枠・ドア枠に取付けます。 |
掛込み天井 かけこみてんじょう |
天井形状の一つ。天井の一部が低く平らに、一部が斜めに張られているもの。最も和風的で、特に茶室などに用いられ、演出効果が高いです。 |
火災保険料 かさいほけんりょう |
融資を受ける場合には、公庫・銀行いずれの場合も必ず加入する必要があります。建物の構造・融資期間によって保険金額は異なります。 |
笠木 かさぎ |
塀や独立した壁の上部に取付ける板状・笠状の部材。階段の手すり状の壁の上部や腰壁の上部に取付ける部材のことも言います。 |
重ね継手 かさねつぎて |
鉄筋を重ねて配筋し、お互いを定着させる継手。鉄筋の種類、使用場所、コンクリートの強度によって継手長さが決まります。 |
樫・カシ かし |
国産の広葉樹。強度に優れる反面、加工性に難のある木材。肌目が粗く、独特の紋様が表れます。敷居などに用いられます。 |
瑕疵担保責任 かしたんぽせきにん |
入居後に隠れた欠陥(瑕疵)が見つかった際、請負会社が無償で保証する責任。民法で定められた瑕疵担保期間は、木造は5年間、鉄筋コンクリートなどは10年間です。 |
ガス給湯器 がすきゅうとうき |
ガスを熱源のエネルギーとする給湯器。ガス配管が必要。瞬間的に沸かす水道直圧式とタンクの中に一定量を貯めておく貯湯式があります。給湯能力は号数で表されます。 |
ガス工事費 がすこうじひ |
主に都市ガス・もしくはプロパンガス(LPG)をガス機器(給湯器、乾燥機等)、ガスコンセント等までつなぐ工事費用を指します。 |
ガスコンロ がすこんろ |
ガスを使用するコンロ。一般的に、大型と小型のコンロを組み合わせた2~3口型が多く見られます。 |
ガス漏れ警報器 がすもれけいほうき |
センサーによってガス漏れを検知し、警報音または信号によって報知する機器。LPガスでは、法的に設置が義務づけられる場合があります。 |
仮設 かせつ |
工事のために必要な一時的な施設や準備。仮囲い・足場・仮設の電気、水道、トイレ・遣方・墨出しなどが含まれます。 |
仮設・養生工事費 かせつ・ようじょうこうじひ |
建設にかかる一時的な施設などにかかる費用。仮囲い・足場・仮設の電気、水道、トイレ・遣方・墨出し・養生などが含まれます。 |
仮設費用 かせつひよう |
暮らしながらリフォームする場合に必要となる、トイレや浴室などの仮設設備にかかる費用。 |
家相 かそう |
敷地の特性(日照・通風など)を考慮して、建物自体の方位や部屋の位置などを決める為のよりどころとなる言い伝え(知恵)です。 |
型板ガラス かたいたがらす |
表面に型模様を転写して製板したガラス。適度に透明性がなくなるため、視線を遮りたい窓に使用します。 |
形鋼 かたこう |
特定の断面形状で生成された鋼材。H形鋼・I形鋼など、断面の形状によって様々な種類があり、柱・梁などに用いられます。 |
片付け・掃除費 かたづけ・そうじひ |
工事終了後、現場をクリーニングするための費用。仮設・養生工事費・雑工事費・諸経費などに含まれていることがあります。 |
片流れ屋根 かたながれやね |
屋根形式の一つ。片方に全面的に傾斜している屋根。簡易な建物(物置など)にも利用されます。 |
片引き網戸 かたびきあみど |
左右にスライドすることで開閉する網戸。引き違い窓などに用いられます。一般的に、窓に対して部屋の外側につけます。 |
片開き網戸 かたびらきあみど |
左右どちらか一方に開閉するタイプの網戸。一般的に部屋の内側に開くので、カーテンなどとぶつからないように考慮します。 |
片開き戸・片開きドア かたびらきど・かたびらきどあ |
左右どちらか一方に開閉するタイプの戸。最も一般的です。丁番のついているほうを吊り元と呼びます。 |
片開き窓 かたびらきまど |
左右どちらか一方に開閉するタイプの窓。最も一般的な形式で、通風・採光に有効です。 |
型枠 かたわく |
打ち込まれたコンクリートを所定の形状・寸法に保ち、適当な強度が出るまで支持する型のことで、せき板と支保工で構成されます。 |
合掌 がっしょう |
主に木造軸組工法に用いられる小屋組。2つの材を山形に組み合わせて屋根を支える構造です。合掌を用いた白川地方・五箇山地方に特有の民家を「合掌造り」と呼びます。 |
合併浄化槽 がっぺいじょうかそう |
大小便器などからの排泄物を含む「汚水排水」と洗面・流し・浴槽などからの「雑排水」を一緒に処理する浄化槽。雨水排水は入れてはいけません。 |
火灯窓 かとうまど |
窓の形式の一つ。上部が曲線、あるいは炎の形の窓。寺院などの窓に用います。=「華頭窓」=「源氏窓」 |
角地 かどち |
2面以上道路に面している、角にある敷地。地域にもよりますが、原則として建ぺい率が1割緩和されます。 |
金ごて押さえ かなごておさえ |
金ごて(鋼製またはステンレス製の鏝)で押さえるようにして、モルタルなどを平滑に仕上げる手法のこと。 |
矩計図 かなばかりず |
建物の基準になる部分(床・桁・棟など)の断面を詳細に表した図。地盤面・基礎・床・柱・開口部・天井・屋根などの寸法・構造材・仕上材などを示したものです。 |
矩 かね |
直角の意味。直角を定めることを「矩を出す」といいます。また、大工道具の一つで直角を求める道具のことです。 |
かね折れ階段 かねおれかいだん |
途中の踊り場で90°向きを変える階段。床面積が狭い場合に有効で、吹き抜けに設置すると視線の変化も楽しめ、空間演出効果が高まります。 |
かぶり厚さ かぶりあつさ |
鉄筋コンクリート構造物において鉄筋の表面から、これを覆うコンクリート表面までの最短寸法を呼びます。構造部分の種別等により定められています。 |
壁埋込形 かべうめこみがた |
壁に埋め込むタイプのエアコン。一般的に本体を壁面に埋め込み、表面にガラリを取付けます。エアコンが露出しないので、室内をすっきりと見せることができます。 |
壁掛形 かべかけがた |
壁に取付けるタイプのエアコン。最も一般的な設置方法でとくに冷房に効果的です。 |
框戸 かまちど |
框材と呼ばれる枠材で四方を枠組みし、その中にガラスなどを入れた戸。重厚でガラス面が大きくとれますが、比較的高価です。 |
紙クロス かみくろす |
紙を主原料とした壁紙。ビニールクロスよりも施工に2~3倍手間がかかりますが、自然素材の持つ柔らかさ、通気性、安全性の点からも注目されている素材です。 |
鴨居 かもい |
床に敷かれた敷居と対になって、障子や襖などを開閉する化粧材。開閉のガイドとなる溝が設けられるのが一般的です。 |
カラー鉄板 からーてっぱん |
鉄板にサビ止め加工を施した金属製の屋根の仕上材。軽量なうえ耐水・不燃・加工性に優れており、色も豊富。断熱・遮音性に劣りますが、断熱材を使用すること等で補えます。 |
ガラスブロック がらすぶろっく |
中が空洞のガラス製のブロック。断熱性・防音性に優れています。壁・床・天井などに取付け、デザインと機能を兼ね備えて使用できます。 |
ガラスルーバー窓 がらするーばーまど |
ガラスのルーバー(可動式の数枚の羽根板)をハンドルなどで開閉する窓。通風や換気に優れ、目隠しにもなるので、トイレや浴室で多く用いられます。 |
ガラスブロック がらすぶろっく |
中が空洞のガラス製のブロック。断熱性・防音性に優れています。壁・床・天井などに取付け、デザインと機能を兼ね備えて使用できます。 |
唐松・カラマツ からまつ |
国産の針葉樹の中で唯一の落葉樹。製材の際に小さな節が多く出やすいため、強度はありますが、割れも起こりやすい木材。土台・柱・屋根下地などに使用されます。 |
ガラリ戸 がらりど |
戸の一部、または全体に通風用のガラリ(平行な羽根板)を設けた戸。通風を保ちつつ、視線・日射を遮ることが出来ます。 |
仮囲い かりがこい |
工事を始める前に、工事現場と外部の隔離、盗難・災害の防止などの為、工事期間中設ける板塀などの囲いのことです。 |
仮住まい費用 かりずまいひよう |
建替えなどの場合、工事期間中の住まいを確保する為の費用。家賃・敷金・礼金・仲介手数料などがあり、工事期間によってはかなり高額になります。 |
ガリバリウム鋼板 がりばりうむこうはん |
鋼板の両面にメッキ加工した金属製の屋根の仕上材。耐久性があり、メンテナンスも容易。外壁に使われることもあります。 |
ガレージ がれーじ |
自動車を格納するための建物のこと。これに対し、カーポートは簡単な屋根だけを設けた車庫のことをいいます。 |
側桁階段 がわげたかいだん |
最も一般的な構造の階段。段板(踏み板)を両側の側桁(がわげた)と呼ばれる板に差し込んで支えます。 |
瓦 かわら |
粘土を焼いて造った屋根の仕上材。最近では、粘土瓦だけではなく、セメント瓦、金属瓦などもあります。粘土瓦は、生産地によって瓦の色が異なります。 |
換気 かんき |
床下・室内・天井裏などにおいて、空気中の湿気・ちりなどを取り除くために空気を入れ替えること。室内環境及び建物の寿命に大きく関わります。 |
換気口 かんきこう |
床下に湿気がたまると、土台や柱が腐ったり、シロアリの被害にあう為、通風を良くして湿気を取り除く為に設けるものです。開口の周囲には補強用の鉄筋を設けます。 |
き行
旧河道 きゅうかどう |
現河道に対する対語。蛇行原に残される旧河道は一般に軟弱な泥質土が分布します。 |
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丘陵(地) きゅうりょう(ち) |
平地と山地との中間的な地形を指し、慣習的には台地・低地の周囲、山地の前縁に位置し比高が300m以下で、開折が進んだものとされています。 |
許容地耐力 きょようちたいりょく |
許容沈下量から決まる支持力と許容支持力のうち小さい方を許容地耐力とします。 |
切土地盤 きりどじばん |
切土された地盤のことをいいます。 |
切盛り(土) きりもり(ど) |
宅地造成などで、尾根を切土し谷に盛土をすることをいいます。 |
均等沈下 きんとうちんか |
不動沈下の対語。均等に沈下することをいいます。 |
均等粒度 きんとうりゅうど |
土の土粒子のサイズがほぼ一様で、均等係数が1に近いものを指します。 |
基礎免震構造 きそめんしんこうぞう |
地震時の変形を免震層に集中させ、ほぼすべての地震エネルギーを免震層が吸収することで、建物の層間変形や応答加速度〔地震時の建物の揺れ(応答)を加速度で表したもの〕小さくする構造システムを「免震構造」といいます。 |
共振 きょうしん |
2つの固有周期が一致することを「共振」といいます。例えば震源から地震動が伝播された時、建築物の固有周期と、建築物が建つ地表地盤の固有周期が同じだった場合、共振によってその地震動が大きく増幅され、時には建物を倒壊させることになります。 |
強度抵抗型設計 きょうどていこうがたせっけい |
RC(鉄筋コンクリート)造の建築物の耐震設計を行う際、地震に対して建物が壊れにくくすることを第一に考えた設計を「強度抵抗型設計」といいます。 |
許容めり込み きょようめりこみ |
住宅などの木構造において2つの部材が互いに接触し、一方が他方にめり込もうとする力を「めり込み(滅込み)力」といい、その時に2つの部材の接触面に生じる抵抗する力を「めり込み(滅込み)応力」といいます。 |
許容曲げ応力 きょようまげおうりょく |
住宅などの構造物の部材に引っ張りと圧縮という2つの力が同時に加わり、部材を折り曲げようとする力を「曲げ」といい、それに対して部材内部に生じる抵抗する力を「曲げ応力」といいます。 |
許容引っ張り応力 きょようひっぱりおうりょく |
住宅などの構造物の部材の両端を外向きに引っ張ろうとする外力を「引っ張り力」といい、それに対して部材内部に生じる抵抗する力を「引っ張り応力」といいます。 |
許容ねじり応力 きょようねじりおうりょく |
住宅などの構造物の部材に、部材をねじるように作用するモーメントを「ねじり」(捩り)といい、その時、部材内部に生じる抵抗する力を「ねじり応力」(捩り応力)といいます。 |
許容せん断応力 きょようせんだんおうりょく |
剪断とは部材などに外力が加えられた時に部材内部の任意の面を境にして、その両側の部分が逆方向にずれようとする力のことをいいます。地震や風圧などの外力が作用した時に、部材内部に生じる剪断の抵抗力を「剪断応力」といいます。 |
許容接触応力 きょようせっしょくおうりょく |
住宅などの構造部の部材どうしが接触して押し合う時、仕口などの接触点に圧縮応力などの抵抗力が生じてくるが、これを「接触応力」といいます。 |
許容支持力・地耐力 きょようしじりょく・ちたいりょく |
盤に建物の荷重(自重や積載荷重など)を加えても、地盤がせん断破壊に対して絶対安全であり、しかも地盤の剪断変形に伴う沈下が許容量以下であるような地盤の支持耐力を「許容支持力」あるいは「許容地耐力」といいます。 |
許容座屈応力 きょようざくつおうりょく |
住宅の構造部材が外力(地震や風圧、水圧、土圧など)を受けた際、その外力が徐々に増していくと、ある点で急に大きく変形することを「座屈」といい、その時、部材内部に生じる応力(抵抗力)を「座屈応力」といいます。 |
許容荷重 きょようかじゅう |
住宅などの構造物の各部材断面に生じる応力度の最大値が許容応力度(限界点)に達した時に、構造物が支えることができる荷重(自重や積載荷重など)を「許容荷重」といいます。 |
許容圧縮応力 きょようあっしゅくおうりょく |
住宅などの構造物の部材の端に、両側から押し合うように外力が作用した時に生じる、部材内部の抵抗力を「圧縮応力」といいます。 |
基礎クラック補強用型枠 きそくらっくほきょうようかたわく |
ひび割れが生じている基礎を、外部から直接補強するために開発されたアルミ製の型枠のことです。通常の基礎を補強するタイプと、換気口部分を補強するタイプの2種類があります |
基礎耐震工事 きそたいしんこうじ |
基礎部分を診断して、亀裂(クラック)が入っていたり、全体的に劣化や沈み込みなどが見られる場合には、基礎部分を耐震改修する必要があります。 |
基礎パッキング(工法) きそぱっきんぐ(こうほう) |
基礎と土台の間にすき間を開けて床下の換気を促す部材を基礎パッキンと呼び、それを用いる手法を基礎パッキング工法といいます。 |
機械換気 きかいかんき |
機械による強制的な換気のこと。強制換気とも呼びます。吸気・排気両方、吸気のみ、排気のみに送風機を使うものの3種類があります。 |
木摺り下地 きずりしたじ |
木ずりと呼ばれる幅の狭い板を上下約5mmの間隔で水平に間柱に打ち付けた下地。主に塗壁の下地として用いられ、木ずりに直接塗る場合と、ラス下地を組む場合があります。 |
基礎 きそ |
建物の荷重を支える地面に接した部分。普通は鉄筋コンクリート造で、建物の大きさ・構造によっていろいろな形式があります。 |
基礎工事費 きそこうじひ |
建物の基礎を造るのにかかる費用。根切り、地業、型枠、配筋をした後、コンクリートを打設し、木造の場合はさらにアンカーボルトを設置します。→基礎 |
北側斜線 きたがわしゃせん |
住居系の4つの地域内で、敷地の北側の住宅の日射を配慮する為、真北方向の隣地境界線から、所定の斜線の範囲内を超えて建築してはならないという高さの制限のことです。 |
キッチン水栓 きっちんすいせん |
キッチンのシンク部分に設ける水栓金具。吐水・止水が簡単にできるシングルレバー式が、一般的に多く使用されます。 |
気泡浴槽 きほうよくそう |
浴槽水をポンプで循環し、浴槽の底面から中へ気泡を導入する浴槽。マッサージ効果もあり、高い温浴効果が得られます。 |
基本設計 きほんせっけい |
その建物の基本的な空間構成を計画する段階の設計。配置図・平面図・立面図・断面図・仕上表、その他の図面で基本的な計画を表現し提案することです。 |
キャビネット きゃびねっと |
システムキッチンや洗面化粧台を構成する収納部材。本来は飾り戸棚の意。 |
吸音材 きゅうおんざい |
吸音率(音を吸収する割合)の大きい材料のこと。グラスウールなどの繊維質・多孔質のもの、合板に多数の孔を開けた「孔あきボード」などがあります。 |
給気口 きゅうきこう |
室内に空気を送り込む開口部のこと。吸気と排気のバランスをとるため、換気扇を設ける部屋には必ず必要です。 |
給排水衛生工事費 きゅうはいすいえいせいこうじひ |
主に給水管・給湯管・排水管の設置及び、各種衛生機器の設置にかかる工事費用。一般的に敷地までの引込工事は別途工事扱いになります。 |
強化ガラス きょうかがらす |
熱を加えて、強度を増したガラス。普通板ガラスの5~6倍の衝撃強さを持ち、温度変化約200℃でも耐えられます。 |
京壁 きょうかべ |
伝統的な和風の土壁の一種。元来は、京都の職人が意匠を定めた聚楽壁などの仕上げでしたが、現在は、表面が砂状でざらざらした仕上がりの土壁をいいます。 |
強制換気 きょうせいかんき |
機械による強制的な換気のこと。機械換気とも呼びます。吸気・排気両方、吸気のみ、排気のみに送風機を使うものの3種類があります。 |
業務用キッチン ぎょうむようきっちん |
主に飲食店などの厨房で使用する、ステンレス製のキッチン。多くは受注生産ですが、既製品もあり、それらを組み合わせて住宅用に構成することも出来ます。 |
局部照明 きょくぶしょうめい |
作業面などの小範囲だけを照らす照明方式。机につける、スタンド器具や、絵画などを照らす為のスポットライトなどをいいます。⇔「全般照明」 |
切妻屋根 きりづまやね |
屋根形式の一つ。本を半分開いて伏せたような形の屋根。最も一般的に用いられます。 |
金属製建具 きんぞくせいたてぐ |
金属製の建具。アルミサッシやスチール製のドア・門扉などのこと。=「鋼製建具」 |
金属板 きんぞくばん |
金属製の屋根の仕上材。カラー鉄板やガリバリウム鋼板などがあります。 |
近隣挨拶 きんりんあいさつ |
工事が始まる前に、通常、施主、建設会社の担当者、現場責任者の3人で近隣に挨拶に回ります。お菓子程度を持参することが一般的です。 |
く行
杭基礎 くいきそ |
杭を用いた基礎のことをいいます。 |
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黒ぼく くろぼく |
腐食に富む黒色の粘性土のことをいいます。 |
杭打ち くいうち |
建物の荷重を固い地盤で支えるために、杭を地中に埋込むこと。地盤の状態や建物の荷重により、木製(松など)の杭やコンクリート製の杭などを使用します。 |
くい基礎 くいきそ |
軟弱地盤の場合などに、数メートル下の強固な地盤に対して木杭・コンクリート杭・鋼管杭等を打ち、その地盤で建物の荷重を支える基礎です。 |
空調設備工事費 くうちょうせつびこうじひ |
主に、冷房・暖房・換気など空気調和設備に関する工事費用。家全体で空調するものと、部屋ごとに個別で空調するものに分けられます。 |
管柱 くだばしら |
柱の一種。2階以上の木造建築の柱のうち、一本で土台から軒まで通さずに、途中の桁などで中断されている柱。通し柱以外の柱のことを呼びます。 |
クックトップ くっくとっぷ |
加熱調理機器のこと。電気コンロとガスコンロがあり、オーブンレンジなどと一体となったものもあります。=「コンロ」 |
クッションフロア くっしょんふろあ |
中間層に発泡塩化ビニールを使って、クッション性を高めた長尺塩ビシートのこと。色や模様が豊富にあります。 |
くつずり くつずり |
ドア枠の床面の部分。引き戸の場合の敷居に相当します。細かな段差を避けるため、最近では設けないことも多いです。 |
組立て梁 くみたてばり |
一般に形鋼を組み立てて作った梁で、形鋼では小さすぎる場合に用いられます。組み立て梁はフランジとウェブによって構成されています。 |
組天井 くみてんじょう |
上階の床裏・屋根裏に骨組みを組んで吊り下げて作る天井。天井裏に配線や配管を通しやすく、埋込み型の照明器具(ダウンライト等)や空調機器の取付けが容易です。 |
組床 くみゆか |
床組の一種。大梁に小梁を架け渡し、その上に根太を設けて床板を貼って造る床。建物の2階以上で、比較的大きい空間に用いられます。 |
くもりガラス くもりがらす |
片面に均一に細かな傷をつけ、不透明に加工したガラス。視線を遮りたい窓に使用します。=「すりガラス」 |
グラスウール ぐらすうーる |
主に住宅の屋根・外壁・床に用いる断熱材の一種。珪砂(ガラスの原料)を主原料にした綿状のものを、板状・筒状に加工したもの。最もコストが安いが、湿気を通す欠点があります。 |
クレセント錠 くれせんとじょう |
引き違い窓に最も多く見られる引っかけ止めるタイプの錠。門扉などに取付ける簡易な引っかけ錠のこともいいます。 |
クローゼット くろーぜっと |
寝室などに設けられ、衣類を収納するための洋風の納戸。人が中を歩けるほどの広さを確保したものを「ウォークインクローゼット」と呼びます。 |
け行
景観観察 けいかんかんさつ |
景観の中に含まれている地盤情報を抽出することをいいます。 |
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原位置試験 げんいちしけん |
原位置の地表又はボーリング孔などを利用して地盤の性質を直接調べる試験の総称をいいます。 |
現地踏査 げんちとうさ |
敷地や敷地周辺の状況の確認、及び工事に関連する種々の情報収集のために、現地に出向いて行う調査のことをいいます。 |
激震 げきしん |
家屋の倒壊が30%以上に及び、山崩れや地割れ、断層などを生ずる規模の地震を「激震」といいます。この時の震度は「7」で、ガルは「400以上」を指しています。 |
軽微(損傷) けいび(そんしょう) |
地震の際に、住宅などの構造体(柱や梁、壁、基礎、床組、屋根組など)にはほとんど損傷がなく、非構造部材(腰壁や垂れ壁、鴨居、建具など)もわずかに損傷している程度の被害を「軽微」といいます。 |
軽震 けいしん |
多くの人が感じる程度のもので、ドアや障子がわずかに動くのがわかる程度の地震を「軽震」といいます。この時の震度は「2」、ガルは「2.5~8.0」を指しています。 |
限界耐力 げんかいたいりょく |
地震が発生した際に、住宅などの建築物がどこまで地震力に耐えられるかという指標を「限界耐力」といいます。 |
減衰材 げんすいざい |
免震構造に組み込まれる装置・部材の1つで、建物に伝わる揺れを制御するものです。積層ゴムとの摩擦を利用したりオイルダンパー式、粘性ダンパー式、パンタグラフ式などがあります。 |
蹴上げ けあげ |
階段1段分の高さのこと。住宅においては23cm以下と定められています。 |
蛍光灯 けいこうとう |
蛍光管内の放電を利用した、明るく涼しげな色の光を発する光源。白熱灯に比べ、ランプの寿命が5~6倍あり、消費電力も3分1程度です。 |
珪砂 けいしゃ |
石英を主成分とした白い砂。ガラス、陶器の製造原料となります。また、左官材料の骨材として使用されます。 |
珪藻土 けいそうど |
多孔質の粘土状の土。保温性・調湿性・吸音性・吸臭性に優れているため、結露しにくくカビ・ダニが発生しにくいといった効果が期待できます。内壁・外壁に用います。 |
契約図面 けいやくずめん |
工事請負契約の際に添付する図面、及び仕様書。通常、見積りの根拠となる実施設計図がこれにあたります。 |
軽量コンクリート けいりょうこんくりーと |
軽量骨材(コンクリートの重量を軽減する目的で用いる比重が小さい骨材)を用いるコンクリートのことです。 |
けがき けがき |
加工しようとする鋼材に基準となる線や点などを定規や型板を用いて書き移す作業。墨差しや水糸、けがき針などを用います。 |
蹴込み けこみ |
階段の段の立ち上がり部分で、階段の〔段板(踏み板)〕と段板の間の垂直部分のことをいいます。 |
蹴込み板 けこみいた |
階段の[段板(踏み板)]と段板の間の垂直部分を塞ぐ板。また、蹴込み板で床板と畳寄せの間の垂直部分にはめ込んである板のことをいいます。 |
蹴込み床 けこみどこ |
床の間の一つで略式なもの。床框の代りに床板と畳寄せの間に蹴込み板をいれたもの。蹴込み板の代りに竹や半割りの丸木を用いることもあります。 |
消し遅れスイッチ けしおくれすいっち |
スイッチを切ってから、数秒たってから切れるタイプのスイッチのこと。玄関ホールや、トイレの換気扇のスイッチなどに使用されます。 |
化粧材 けしょうざい |
目に見える仕上がりの部分に用いられている部材。構造材・下地材に対して、仕上げがなされている材のことをいいます。 |
化粧柱 けしょうばしら |
壁の中に隠れずに、表に見えてくる柱。柱を見せる真壁・真壁造りにおいては、ほとんどの柱が化粧柱となります。 |
化粧屋根裏天井 けしょうやねうらてんじょう |
縁側・廊下・茶室などに多く見られる天井仕上げ。屋根裏の小屋組をそのまま化粧材としてあらわします。 |
下水道 げすいどう |
家庭用排水や汚水などの下水を排除・処理するために地下に設けられる管路・処理場・ポンプ等の総称をいいます。 |
桁 けた |
小屋組を支える水平な部材。垂木や小屋梁柱に荷重を伝える横架材。建物の棟に平行な方向のことを桁行(けたゆき)と呼びます。 |
結露 けつろ |
大気中の水分が、冷えた壁面やガラス面に触れて水滴となって表面に付着する現象。カビの発生や、腐食の原因となる為、断熱などの防止対策が重要です。 |
欅・ケヤキ けやき |
国産の広葉樹。木目が美しく、くっきりと出る高級木材。耐腐巧性、耐水性にすぐれ、強度も高いです。内外装から構造材まで幅広く使用されますが、高価です。 |
けらば けらばspan> |
切妻屋根の妻側(棟の両端部)の端部の名称。けらばに設ける瓦をけらば瓦と呼びます。 |
健康住宅 けんこうじゅうたく |
ホルムアルデヒドを始めとした、健康被害を与える化学物質を使用しない住宅。その定義・基準などは様々なので注意が必要です。 |
健康住宅工事 けんこうじゅうたくこうじ |
既存の材料をホルムアルデヒドを始めとした、健康被害を与える化学物質を使用しない材料に、交換することをいいます。 |
健康素材 けんこうそざい |
ホルムアルデヒドを始めとした健康被害を与える化学物質を使用していない材料のこと。天然素材や自然塗料などがあります。 |
玄昌石 げんしょうせき |
天然スレート(粘板岩)の別名。黒や青系統の色が多く、主に和風住宅の玄関、浴室の床材などに使われています。 |
げんぞう げんぞう |
木材と木材を接合する際に、釘を打つだけでとめる方法。本来、雑な仕事という意味から、ほぞなどの加工をしないで留めることをいいます。 |
建築化照明 けんちくかしょうめい |
天井や壁などと一体化させた照明方式。ダウンライトなど、照明器具を埋込むなどして、出来るだけ器具の存在を目立たせない方式です。 |
建築工事費 けんちくこうじひ |
仮設・基礎工事に始まり、屋根・内外装の仕上げに至るまでの、建築本体の工事費用のこと。ハウスメーカーでは標準工事費といいます。=「本体工事費」 |
建築条件付き宅地 けんちくじょうけんつきたくち |
宅地の売買契約に際し、指定の業者と工事請負契約を結ぶことが条件とされている宅地。建売と違い、一般的にプランに関しては自由です。 |
建築総工費 けんちくそうこうひ |
建築工事・電気設備工事・給排水衛生工事・ガス工事・空調工事・暖房工事・厨房工事・外構工事・諸経費を足したもの。一般的にこれが見積合計金額です。 |
建築面積 けんちくめんせき |
建築の水平投影面積(上から見たときの外形)。一般に建坪(たてつぼ)とも呼ばれます。庇などのはねだし距離が1m未満のものは建築面積に算入しません。 |
現場管理費 げんばかんりひ |
現場管理にかかる費用。現場管理・工程管理・施工管理・各種業者の手配など、現場監督の仕事は多岐にわたっています。 |
建ぺい率 けんぺいりつ |
建物の建築面積の敷地面積に対する割合のこと。地域によって、用途地域・都市計画に従い、建築可能な割合の限度が定められています。 |
こ行
鋼管 こうかん |
鋼の円管。径の大きさ・肉厚(厚み)により、柱・手摺り・ガス管・給排水管など、様々な用途に使用されます。 |
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高規格住宅 こうきかくじゅうたく |
耐久性、快適性、安全性などの面でより高い水準の住宅建設基準を満たす公庫融資住宅。割増融資が利用できます。 |
高気密・高断熱住宅 こうきみつ・こうだんねつじゅうたく |
住宅から隙間をなくして気密性を高め、外断熱などを用いて高断熱化することで、住宅の快適性を高め、省エネルギー化を実現する住宅のことを呼びます。 |
抗菌 こうきん |
便器を清潔に保つために、微生物の活動を抑えて、その増殖を制御すること。制菌(静菌)に含まれる概念のことです。 |
工事請負契約 こうじうけおいけいやく |
注文者と請負者(工事業者)の間で交わす、建築工事に関する請負契約。工事請負契約書のほか、図面・見積書・工程表を添付します。 |
工事請負契約書 こうじうけおいけいやくしょ |
請負代金・支払方法・工期・延滞違約金・保証事項などが記載された契約書。工事請負契約約款を合わせて契約書という場合もあります。 |
工事請負契約約款 こうじうけおいけいやくやっかん |
通常の請負契約に共通的な事項(工事の遅れによる違約金・瑕疵担保責任・紛争の解決など)について定めた文書のことです。 |
硬質ウレタンフォーム こうしつうれたんふぉーむ |
主に住宅の屋根・外壁・床に用いる断熱材の一種。ポリオール、発泡剤などを混ぜたもの。パネル化したものと現場で原液を吹き付けるものがあります。 |
格子戸 こうしど |
格子を組み込んだ戸。現在では格子と格子の間にガラスを挟んであるものが一般的で、装飾的な役割と、内外の連続性を保つ役割などがあります。 |
工事費内訳書 こうじひないやくしょ |
見積書あるいは概算見積書において、工事種別ごとに建設費用をまとめたもの。別途工事となっているものを確認することが重要です。 |
工事費内訳明細書 こうじひないやくめいさいしょ |
実施設計図に従って細かく必要な材料等を拾い出し、建設するための費用を明細に表したもの。見積書に添付。内容の確認が非常に重要です。 |
号数 ごうすう |
ガス給湯器における給湯能力を表す単位。「水温+25℃」のお湯を1分間に出せる量を示し、3~4人家族の場合、22号程度で浴室・キッチンの同時使用が可能です。 |
合成樹脂化粧合板 ごうせいじゅしけしょうごうはん |
合成樹脂で表面を仕上げた板材。合板を下地とし、合成樹脂により表面に耐久性を持たせ、様々な色とテクスチュア(質感)を付けることができます。 |
鋼製建具 こうせいたてぐ |
金属製の建具。アルミサッシやスチール製のドア・門扉などのことをいいます。=「金属製建具」 |
構造計算書 こうぞうけいさんしょ |
建築に加わる外力(自重・積載荷重・積雪・風圧・土圧・水圧・地震・衝撃)に対して安全であるかを確かめるために構造計算した図及び書類です。 |
構造材 こうぞうざい |
柱・梁・土台など、建物の構造を担う材料の総称。下地に隠れてしまうものが多いが、化粧材を兼ねるものもあります。 |
構造図 こうぞうず |
建物の構造に関する情報を示した図面。柱・梁・壁・床の寸法、位置などを示した各種伏図・軸組図や、構造計算書などを指します。 |
構造用合板 こうぞうようごうはん |
建築の構造上重要な部位に用いる合板。主に床・外壁の下地として用いられます。柱の外側に打ち付けると、筋違の様な効果が得られます。 |
光束 こうそく |
光の流れのこと。単位面積を単位時間当たりに通過する光のエネルギーの量をいい、光束を示す記号はF(あるいはφ)、単位はルーメン(lm)が用いられます。 |
高耐久住宅 こうたいきゅうじゅうたく |
住宅金融公庫に「性能保証住宅」として登録した住宅。長持ちする住宅の条件(構造、基礎の強化・小屋裏、床下換気・防湿、防腐、防蟻処理等)について定められています。 |
工程表 こうていひょう |
着工から完成までの作業工程の流れと必要日数がわかる予定表。契約時(もしくは後日)施工者が注文者に提出します。 |
格天井 ごうてんじょう |
6cm角程度の角材(格縁)を正方形の格子状で縦横に組んで、裏板を張った天井。格式が高く、本格的な和室の大広間などに用いられます。 |
高発泡ポリエチレン こうはっぽうぽりえちれん |
主に住宅の屋根・外壁・床に用いる断熱材の一種。ポリスチレン樹脂に発泡剤などを混ぜた板状のもの。耐水性、柔軟性に優れていて、防湿フィルムにも使用されています。 |
鋼板 こうはん |
鋼の板。厚さ3mm未満のものを薄鋼板、厚さ3mm以上幅1250mm未満のものを平鋼、厚さ3mm以上幅1250mm以上のものを鋼板と呼びます。 |
合板 ごうはん |
1~3mmの単板(ベニヤ)を何枚も積み重ねて接着して造った板材。耐水性の程度、板表面の程度、ホルムアルデヒド含有量などで分類されています。 |
工務店 こうむてん |
一般的には地域に密着した、中小規模の建築会社。設計・施工合わせて請け負う所も多く、増改築などのリフォーム等も幅広く受け持ちます。 |
広葉樹 こうようじゅ |
葉の面積が広い樹。針葉樹ほど比重の差はなく、材質は硬いです。タモ・ミズナラ・カシなどが代表的です。 |
コ―キング・シーリング こーきんぐ・しーりんぐ |
水密・気密を目的として、シリコンなどのパテ状の充填剤を詰めること。洗面器と洗面カウンター、サッシと壁、浴槽と壁の隙間などに施します。 |
コーポラティブハウス こーぽらてぃぶはうす |
家を建てたい人々が、共同で土地を購入して建てる集合住宅。マンション購入と違い、各世帯で個別に設計することが可能です。 |
小壁 こかべ |
天井から30~50cmくらいまでの高さの壁のこと。一般に、天井から鴨居・長押までの壁のことを呼び、腰壁がある場合は、その上の壁のことを呼びます。 |
木口 こぐち・きぐち |
木材の繊維方向に対して直角の年輪が現れる断面のこと。乾燥などにより木口が割れることを「木口割れ」といいます。 |
こけらぶき こけらぶき |
大きさ約25×15cmくらいの薄い柿板(こけらいた)と呼ばれる板を何層にも重ねて張って屋根を仕上げること。屋根下地としても用いられます。 |
ココマット ここまっと |
ゴム素材にココヤシから取った繊維を貼った床材。カーペットよりも硬い感触で耐摩耗性、防火性に優れていて、天然素材の風合いがあります。 |
腰折れ天井 こしおれてんじょう |
天井形状の一つ。天井の中央部分が水平で両脇に向かって斜めに傾斜した形状。室内に変化をもたせた洋室などに用いられます。 |
腰掛け こしがけ |
靴の脱ぎ着のために、玄関に設置するベンチなど。特に、足腰が不自由な人に便利です。 |
腰掛便器 こしがけべんき |
欧米風の便器で、大便の用を足すのに腰掛けた姿勢で使用する便器。便器内に常に水がたまっていて、臭気と汚れの付着を防ぎます。=「洋風便器」 |
腰壁 こしかべ |
床から腰ぐらいまでの高さの部分の壁のこと。壁の上下で仕上げが異なる場合などに、区別するためにこう呼びます。 |
越屋根 こしやね |
屋根形式の一つ。切妻屋根の中央の一部を上に持ち上げたような屋根。立ち上がり部分を利用して、換気、採光をとることができます。 |
こたたき仕上げ こたたきしあげ |
コンクリートや石材の表面仕上げの一種。平らな面をこたたき用のノミで、刻み目を付ける仕上げ方です。 |
骨材 こつざい |
モルタルなどの左官材料を作るために、セメント、水と練り混ぜる砂や砂利等のこと。粒の大きさによって細骨材・粗骨材に分けられます。 |
鏝 こて |
左官用具のひとつ。泥や漆喰、セメントなどを塗るときに用いるもの。木製、または鉄製で、平らな板に握り柄をつけます。 |
固定資産税 こていしさんぜい |
土地・家屋に対して、その評価額に応じて課税される税金。この評価額は、各市町村毎に独自の方法で評価された固定資産税評価額によります。 |
鏝絵 こてえ |
漆喰を塗った上に、鏝(こて)を使って浮き彫りのように描きだした絵。土蔵などに装飾的に施されます。 |
木端 こば |
板材などの両端の側面。木口でない方の材の側面のこと。また、木材の切屑や、小片のことをいい、この場合は「こっぱ」ともいいます。 |
小梁 こばり |
垂直荷重のみを受け持ちスラブの荷重を大梁に伝える梁。基本的に大梁と大梁の間にかける梁です。 |
小舞壁 こまいかべ |
竹や木を組んだ小舞下地に、自然の色土や漆喰などの上塗りをして、仕上げた壁のこと。現在、小舞職人は少なくなり高級な仕上げです。 |
小舞下地 こまいしたじ |
細い竹や貫を小舞縄と呼ばれる縄で、縦横に組んで固定した塗壁の下地。現在、小舞下地を組める職人は少なくなり、稀少な下地です。 |
小屋 こや |
天井と屋根との間の空間のこと。また、そこにある屋根を支えるための構造(小屋組)を表します。小屋裏というと屋根裏のこと。 |
小屋組 こやぐみ |
屋根を支えるために設けた骨組み。小屋梁・母屋・垂木・棟木などから構成されています。和風小屋組みと洋風小屋組みがあります。 |
小屋束 こやつか |
小屋組を構成する材で、母屋からの荷重を梁に垂直に伝える部材。真束・杵束・蕪束・対束・吊束などの種類があります。 |
小屋梁 こやばり |
小屋組の一番下に水平にある部材で、垂木と平行に用いられるものを呼びます。和風小屋組みでは自然丸太などが使われます。 |
転ばし床 ころばしゆか |
床組の一種。土間コンクリートなどの上に、床束を設けずに大引きもしくは根太を設けて床板を貼って造る床。建物の1階や、マンションなどに多く用いられます。 |
コンクリート打ち放し こんくりーとうちはなし(うちっぱなし) |
コンクリートの表面をそのまま見せる仕上げ方法。意匠上のコンクリートの造形と、素材としての美しさを表現できます。 |
コンクリート工事費 こんくりーとこうじひ |
根切り・地業・型枠(コンクリートを流し込む型を造る)・配筋(鉄筋を配置)などコンクリートの打設にかかる一連の工事費用のことをいいます。 |
混合栓 こんごうせん |
湯と水を混合して、一つの蛇口から流す水栓金具。シングルレバー式、ツーバルブ式、ミキシング式、サーモスタット式などの種類があります。 |
コンポーネントタイプ こんぽーねんとたいぷ |
規格のキャビネットを用途に応じて組み合わせて造ることができるタイプの洗面化粧台。多彩なバリエーションの中から最適な物が選べます。 |
コンロ こんろ |
加熱調理機器のこと。電気コンロとガスコンロがあり、オーブンレンジなどと一体となったものもあります。=「クックトップ」 |
コーン貫入試験 こーんかんにゅうしけん |
コーン(円錐)の貫入抵抗から地盤の硬さ、締まり具合を調べる試験をいい、静的貫入と動的貫入の2種類があります。前者は粘性土や緩い砂に、また後者はよく締まった砂地盤、砂礫地盤に適しています。 |
鋼管(杭) こうかん(ぐい) |
鋼製の管状の杭。鋼管杭は施工性を考えて開端杭が多いが、先端支持力を期待する場合には閉端杭が用いられます。 |
更新世 こうしんせい |
地質時代区分のひとつで、180~160万年前から1万年前までの期間をいいます。 |
洪積層 こうせきそう |
約170万年前~約1万年前を更新世といい、この時代に生成された地層を洪積層といいます。 |
後背湿地 こうはいしっち |
河川沿いに発達する自然堤防背後の低平地(自然堤防より1m前後低い)をいいます。 |
高有機質土 こうゆうきしつど |
多量の有機物を含む土。日本統一分類法では、繊維質の残っている土を泥炭、分解を進んでいる土を黒泥に細分類しています。 |
剛構造 ごうこうぞう |
住宅などの建築物で軸組に構造用合板などを張って壁倍率を高めたものを「剛構造」といい、地震や風圧力などの水平力に対して強い力を発揮します。 |
鋼管杭 こうかんぐい |
鋼管製の杭を鋼管杭、あるいは鋼杭といいます。建築基準法では、敷地の地耐力(地盤が建物の荷重を支え続ける強さのこと)に応じて鋼管杭などの基礎杭か、ベタ基礎、布基礎を選択するよう定めています。 |
剛性率 ごうせいりつ |
剪断弾性係数ともいいます。住宅などの建築物に用いられる構造材料の弾性的性質を表す係数で、材料のずれ変形に対する抵抗の大きさを表しています。 |
構造計算 こうぞうけいさん |
住宅などの建築物の構造部分にかかってくる自重(固定荷重)や積載荷重、さらに積雪や風圧、土圧、水圧、地震、衝撃などの外力に対して安全であるかどうかを確かめるために、応力(建物の構造内部に生じる抵抗力のこと)や断面などを計算することを構造計算といいます。 |
鋼製六角束 こうせいろっかくつか |
大引きと束石またはコンクリート基礎とを緊結する耐震金物のことです。鋼製束を大引きに釘やビスで固定し、束石やコンクリート基礎に接着剤で圧着した後に釘打ちで施工するというものです。 |
剛心アーム ごうしんあーむ |
建物の外側にコンクリート埋設した複数の製鉄支柱と、建物内の天井裏に張りめぐらせたワイヤーを連結することで建物の倒壊を防ぐ耐震補強工法のことです。 |